otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

西高東低

これが最後かと思いつつ、ゲリラ雪(私製語)なんぞが降ります。しかし驚きも鈍く雪の写真を撮るのにも飽きがきて、それにあわせてどうも筆も進まない昨今です・・・。
 

金曜日の最終電車の一本前の新幹線で、在京の少年Rが帰省しました。飲食店でのバイトに穴が開き、そこへ入り終わらせてからとなったため、午後11時過ぎとなりました。それでも一時間強で着くのですから、便利になったものです。遠距離ではないものの、改札口を出たところの温度計の「−4℃」を見て信州へ帰ってきたなと思ったようです。一時間で標高1000mを一気に上ってくるわけで、かなり過激です。
土曜日は開店日につき、少年Rはプリンススキー場へ一人でスキーに行ってきました。前日に雪が降ったこともあり、十分すべることが出来たようです。軽井沢のスキー場は来週まで滑走できることになっていますが、ここは雪国ではないので根雪があまりないため、春スキーの寿命は短く、今の時期年によっては足元がぐしゃぐしゃになっていたり、土が見えたりしている時もありますが、今年は寒いので大丈夫のようです。夜間に降雪機を使って雪を作り、この気温で保存すると言うわけなので、寒ければ寒いほどOKというわけです。
土曜の夜は、佐久へ焼き肉を食べに行きました。春休み中ということもあり混んでいました。つい若者につられて食べすぎました。
番頭のブログにもあるように、月曜日は東京市場へ。少年Rも同乗して山を降りました。月曜の朝あたりは真っ白となり、碓氷軽井沢IC。のアクセス道路の路面状態が心配だったので、佐久インターチェンジまで迂回して、高速へ乗りました。佐久からも係員が高速の入り口でタイヤのチェックをしていましたが、道路上に積雪は残っておらず、冬用タイヤは良いとしても、普通タイヤの場合は、チェーンを巻くほどではないし、どうしたんだろうと気になるところでした。もちろん凍結は事故のもとなので、用心に越したことはありませんが。甘楽あたりまで車窓から雪景色が見えました。
松井田では雪景色の中で梅の花が咲いているのが見えました。雪の白と梅の白が少し違うのです。富岡あたりで、やはり乳白色の辛夷が咲いていました。雪の白さは独特のきっぱりした白さなのだと気がつきました。
沿線の花もさることながら、生まれたての緑のきれいさに惹かれました。
東京へ入ったら、寒さに縮こまっているような桜が見えました。開花宣言から一週間たっているのに、今年は長持ち桜ですね。実は私はソメイヨシノは咲きほこる前の五分咲きぐらいのが好きなので、これでも十分堪能しました。寒さのお陰で、ピーク時だと大混乱しそうなお堀端も静かでした。昼休みのサラリーマンが片手をポケットに突っ込んで、携帯で写真を撮って足早にいきました。
前週は開催されなかったので、この日の市場は大商い。晴れて古本屋さんとなった「麦小舎」さんも見えていました。私は前回買いすぎにつき、この日は幾分消極的に入札したら案の定さっぱり買えず。やはり攻めないとうまくいきませんナ。
年度末ということでか?混雑した都内を抜けるのに時間がかかりました。軽井沢に戻って来たら、朝の雪はだいぶ消えていましたが、また夜の寒い気温に上空の湿度が雪となって降りかかっていました。満月に近い月が降りかかる雪の向こうに見えました。荷物の移動は翌日にして、店には寄らず本を車に積んだまま帰宅しました。

いよいよ明日から四月。
寒いとはいえ、何時までも冬バージョンというわけにもいきません。
明日より通常の営業時間に致します。よろしくお願いいたします。
 営業日:木金土日+祝日 12−17:00頃です。
  お問い合わせは電話:0267−46−8088

PS.ご近所の寿美屋工芸店さんも明日より営業開始とのことです。追分も少しずつですが冬眠から覚めていきます。

一方、いまや長野で「熱い:HOT」なのは諏訪地域です。
4月2日より諏訪大社御柱祭が始まるのです。7年に一度ということもあり、準備の段階ですでに地元は相当力が入り過熱しているという様子を、各テレビ局が報道しています。町の中を練り歩き、崖を滑り降り、川を渡り、8本の太い柱が勇壮に運ばれて行きます。見ていると巨樹は神に通じるものがあるように思います。
「祭り」が地域を結束していると言うことを目の当たりにできます。熱さが西高東低の信州ですが、ローカル番組でいろいろ報道され見ているだけでパワーが得られそう、この際、大いに画面で見物させてもらおうと思います。