ベリー・フィールド

7月中旬にイベントをやったのは今年初めてで、それが終わったところからすぐさま夏の無休営業が始まったため、7月がこんなに活動的だったことは初めてでした。あらま、残すところ7月も後一日です！
例年だと夏の始まりはスローで、７月は案外のんびり過ごせます。つまり今年のイベントを入れるタイミングはばっちりで効果がありましたが、そちらに気をとられていて、夏の営業への心構えがちょっと足りなかったかなというところです。
しかも最近午後になると雷雨がある日が多いのです。無休の間は当番制で店番をやるようにしていますが、店番が早く終わっても、歩いて帰宅できないほどひどい雨の日がここのところ続いていて、カメラもってうろつくことをご無沙汰していました。
今日は金曜日。案外この金曜日というのが幸か不幸か静か〜で、かつて骨董やの時幻さんが「魔金」と言っていましたっけ。今日は夕立が無かったため、久々にカメラ片手に寄り道しながら帰宅してみたら、いろいろな風景に出会うことができましたよ。
まず、ちび栗。直径１−２ｃｍの可愛いイガがお目見えしました。アクセサリーにでもしたいくらいの可愛さです。（着けたら肌にあたって痛いでしょうが。）
林にはあちこちにキノコも出ていました。湿度はキノコ用にばっちりあります。ホタルブクロやシデシャジン、ヌスビトハギも咲いています。

石尊山への登山道の入り口のところまでくると、ユウスゲがぽっかりと咲いていて、ついふらふらっと国有林の登山道へ入っていきましたら、いろいろ見つけることができました。ヒヨドリバナが沢山あるので、今年もアサギマダラに会えないかな？と期待。ノリウツギも沢山咲いていて、これも昆虫の好む花だった様な。気温が高くなったときに来て見ようと思います。

赤いルビーのようなノイチゴも沢山実っていて、まるで草むらにビーズを撒き散らしたようでした。これじゃ、ベリーフィールドだわいと思ったとたん、もしやこれを目当てにクマや猿が山から来たりしないか、ちょっと心配に。鈴も持たずに来たので、そろそろ引き返そうかと思った山道の入り口付近に今年もまたオカトラノオの群生を見て、振り返ったら、なんとそこにカワラナデシコを見つけました。野生のなでしこにお目にかかったのは、凄く久しぶりです。可憐な姿が印象的でした。

今までは鬱蒼とした国有林の木の下には羊歯くらいしか映えていませんでした。台風で松の木がすべてなぎ倒されてそれは無残な状態でしたが、重機が入り倒木を片付けて裸地となったとたん「埋土種子」が目覚めて、こうやって野草が楽しめるような草原になったのです。
８月に入ったら軽井沢散策【追分】があります。この日（８/８）は長野県知事選の日ではありますが、午前中数時間ですのでおつきあい下さい。選挙はこの前か後に。案内人はもうおなじみ森林インストラクター：高尾幸男さんです。

『軽井沢・自然散策』８月８日（日）８：３０〜１１：００
今年第2回目の軽井沢散策は「緑陰の追分散策、追分トコロジストを目指す」です。
追分の夏の雑木林を散策しながら、講師の高尾さんがあれこれお話をするという内容です。

♪参加料：800円【終了後の飲み物つき】　
場所：古書追分コロニー出発　集合：８：２０
お問い合わせ･申し込み→０２６７−４６−８０８８
あるいはメール：colony@indigo.plala.or.jp