otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

葉っぱの話

今年度3回目の軽井沢散策は、前回と同じく追分の林間を歩きました。熊にも蜂にも会いたくないので、ショートコースに。追分の黄葉は今始まったところで、現在紅葉の始まっているのは、中木のツリバナ、ニシキギ(→)、ウルシ、樹に程よく絡みつくツタウルシ、ヤマノイモ(↓右)、高木ではサクラ、カエデの仲間あたりです。まだ紅葉は盛りではありませんが、緑の木もあるので、ちょうどそのコントラストがきれいです。

今回の散歩のミッションは、各自気に入った落葉した葉っぱを拾って、クリアファイルにはさんでいき自分だけの落ち葉の図鑑を作るというもの。落ち葉拾いは成人になると案外しないもの、童心に返って葉っぱ拾いをしました。
赤くきれいなツタウルシは、かぶれてしまう人もいるので、要注意。三枚並んだ葉も落葉すると一枚の平凡な形なので、まず初めに見分け方のポイントを教わりました。葉が左右対称ではないこと、重なった部分の色が違っていることなど。ツタウルシはきれいに色づくので、つい手が伸びてしまいますが、この二つのポイントが役に立ちました。アブナイ、アブナイ。


なかでも泉洞寺の駐車場のモミジ(↑)が一番きれいでした。すぐ近くにカラタチの木があり、とんがった枝もちょっと不思議だし、折から実もついていました。へーこれがカラタチかぁ〜。
■カラタチ

散策後はコロニー店内で、暖かい飲み物をいただきながら、葉っぱのコラージュを見せ合った後、紅葉の仕組みの話などを高尾先生に伺い、その後は絵本『葉っぱのフレディ』の朗読、この話は劇にもなり、哲学的にも取り上げられていますが、今回は自然科学の観点で読み解いていただきました。
葉っぱのフレディ―いのちの旅
『葉っぱのフレディ―いのちの旅』 レオバスカーリア作、みらいなな訳  童話屋

現時点で計画されている今年度の自然観察会は今回が最後でしたが、実は雪の上を歩くのもなかなか面白そうという提案があり、年が明けてから急遽冬の散策も計画されるかもしれません。HP.ブログ等をチェックしていてくださいね。なにしろ真冬なら熊、蜂の出現心配も無いでししょうし、スキーウエアでも着込んでカイロを入れれば、浅間山も良く見えるしなかなか楽しい散策となりそうですよ。
帽子と手袋はくれぐれもお忘れなく。