otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

師走の雨

昨日は12月にしては暖かく11度もありました。朝は零下だったのに。今日も昨日ほどではありませんでしたがわりと暖かく、この機を逃してはと小枝集めや、ベランダや家の中の片づけをせっせとしました。
元来片付けは大の苦手な上に、自営業をはじめて以来掃除するところは倍となり、店で扱うのが古本となれば本の掃除があり、夏からの今年のプライベートなどたばたもありで、しわ寄せはすべて自宅に押し寄せました。
12月から3月の間に何とかしなくてはといつも心に誓いつつ、何分苦手なので、つい別のことをあれこれ思いついてしまうのです。雪が降ったりするとカメラ片手に出歩いてしまったり。
例年だったら、年賀状書きにおわれている頃ですが、今年は喪中葉書でしたし、今朝番頭に店のことはもうやらなくて良いと言い渡されてしまい、しかもこの暖かさではもう逃げられません。しぶしぶ片付け始めた次第デス。
年末年始は帰省するため、ベルはまたキャットシッターさんに来てもらうので、やはりこのままではちょっとまずいです。

夕方になって予報どおり雨となりました。気温は徐々に零度より下になっていますが、多分マイナス三℃くらいまでだとして、雨のままなのか、はたして白くなるのか・・・。

昨日は番頭が松本市場に行っている間所用で東京に日帰りで行ってきました。発送本をもってヤマト運輸郵便局経由、追分駅まで歩いて行き、軽井沢駅までしなの鉄道。新幹線ホームに着いたら、ばったりこれから東京の展覧会へ向かう中村仁さん〔小布施やほんもの市でお世話になっている)に会いました。今日からなのだそう。
行きの新幹線では軽井沢からアジア系外国人スキー客の家族連れが多数乗りました。一方午前中の新幹線はビジネスマンの乗車も多く、その中でアジア系外国人女の子の英語で延々と歌っている甲高い声が響き渡っていました。週末の新幹線ならごく当たり前の風景ですが、月曜の午前中にはちょっと異色でした。ふと見たら若いお母さんも一緒に歌っているのです。やれやれと諦めて本を読んでいました。大宮で降りるとき振り返ったら、後ろの方の席で仁さんは寝ていましたので、挨拶もしないで失礼しました。まあ、こういう場合は寝るに限るかもしれません。

アヴァンギャルドクロッキー 2120年12月20-27日
 @えすぱすミラボオ
   最寄:神楽坂駅 出口1
   神楽坂ビル2F
   03−6228−1884

帰りの新幹線ではE席〔進行方向左の窓側〕からは夕空がきれいにみえました。茜色が群青色が降りてきて次第に柿色に。木の葉を落とした木々やビルの黒い影が走馬灯のように流れていく中で、富士山のシルエットはくっきり何時までも見えていました。行きと違って、乗客も少ない静まり帰った車両の中で、珈琲をすすりながら本を取り出して読みましたが、行きの倍ぐらい読み進められました。


まだ雨の音がぼしゃぼしゃと聞こえています。今夜は皆既月食だったんじゃ?