otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

静かな林


残念ながら、今年の10月14日に行われる予定の「追分キノコ祭り」は中止となりました。

どうもきのこは放射能を取り込みやすい性質を持っているようです。地表、地下数センチのところで生息しているキノコ菌ですから、落ち葉焚きも見合わせた昨秋から地表は凍結状態ゆえ、今年はその影響をはっきり出しているという可能性は十分あります。ここ数週間いくつか数字が発表されていました。石尊山産のきのこという言葉も聞かれていました。
催行をやめるなら早いほうがいい??
だからといって、イベントを丸々中止にしてしまっていいのかな?

もちろん、イベントを催す際には、念には念を入れてまず安全性を考えなくてはいけません。一企業体のするものではなく、公共団体が行うものであるならば、なおのことですけれど、ただ、中止発表による思いがけない風評被害のほうが、むしろ危険ではないでしょうか?というのが私の懸念です。

私だったら、たとえば「キノコ狩りによるクリーンナップ大作戦」行います。皆さんにキノコを採取して公民館に持ってきてもらい、それをいつものように鑑別してもらって、それはそれでいつものように楽しみ、その後すべて然るべき処分を行えば、キノコの特徴を生かして、地表の放射能を少しでも減らすことができませんか?このまま放置したら、また来年、同じことに直面しないでしょうか?
キノコ狩りの達人と違って、素人の私たちはキノコの見分けがほとんどつきません。食べられるキノコでも、毒のキノコでも手を出します。つまりキノコだったら、なんでもとってくるという約束にして、結果的に地表に降りた放射能を少しでも削除できれば、それもまたいいのではないでしょうか?どのあたりでとってきたものが、どのくらいの値かという検体の数値なども記録に残し、同じように来年もやれば、これはもう立派なデータです。
キノコ汁を楽しみにしている人は多く、ここ数日「えーーつ!!」という落胆の声を多々耳にします。「買ってきたキノコ 汁」というのを作るか、「今年はキノコなし汁」にして、この際おいしいトン汁をふるまうというのも一考です。人が集まる場を止めるのはもったいないように思います。
ごめんなさい、やられる側に立てば、これは無責任すぎる発言ですね。14日はホンモノウイークをやっています。追分にお見えになる予定であった方々、文化磁場油やにお越しください!