otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

終わりとはじまり

平年より少し早く浅間山の初冠雪して、数日経ちました。実は浅間山は目の前だというのに、今年は夏が暑かったこともあって、油断していて記念すべき姿を見過ごしてしまいました。放射冷却で冷え込んだ日だったので、あっという間に太陽の日差しでちょび髭は消えてしまいました。
たしかに一雨ごとに紅葉がぐんと進むとはいえ、もみじ祭りのピークの割には、今の紅葉はまだ序の口というところ。それでも油やは窓も一重であり、室内が冷え込むのは早いです。営業日は暖助:ダンスケをがんがん焚いて存在感をアピールしています。温かさが何よりのご馳走になってきました。
油やの今年度の営業は、残すところあとわずかとなってきました。そろそろ人の気配がなくなりつつある追分宿ですが、北上古盤堂さんの根強いファンの方々は、音楽の魔窟がいつ開くかをよくご存じ。今日も一番奥の部屋に人の気配が絶えないのはさすがです。皆さんお目当ての品を見つけて、ご機嫌でお帰りになりました。

ここにきて、再び外国人の店頭での写真撮影が始まりました。お遊びなのか、本当なのか?新郎新婦らしき人が宿場の古びた風景をバックに寄り添ってあちらこちらで写真撮影をしています。撮影スタッフをたくさん引き連れて。
昨日は女性はこの寒空に肩をばっちり出したウエディングドレス姿。今日はまっ黄色のカナリア風ドレス姿で。いずれもたそがれ時です。一応、営業中は遠慮しているのかしらん。
かつてこの話を旧軽井沢で商売をしている友人にしたところ、旧軽井沢ではこの写真撮影は日常茶飯事とのこと。閉店時にするだけましとのこと。
どうやら外国語は中国語に聞こえるのですが、また軽井沢への中国観光客が復活したんでしょうか??中国からの方はおそらく、アウトレット、スキー、旧正月の休暇まであたりが狙いだとは思うのですが…。

ホンモノウイークも終わりひと段落ついたところで、昨日は来年度に向けてのテナント、理事のメンバーみんなで、今年の反省会および、来年度に向けての方針の話し合いを始めました。オープンしたのが7月21日ですから、わずか3か月前なのですが、この三か月はまさしく激動の日々で、あっという間でした。
次にあけるのは5月の連休時、おそらく4月の末になると思いますが、つまりそれまで半年あるわけで、なんだか閉めている時間のほうが長くて、考えてみれば不思議ですね。ささくらさんも、コロニーももちろん冬でも開店しています!!施設的に冬も営業できれば、いつの日にか雪景色の中でも「文化磁場油や」に明かりが灯せるようにしたいものです。

松岡享子さん自ら絵をかいておられます。前からも、後ろから読み始められるというユニークな構成になっています。売り上げは東北支援としてチャリティーになります。