otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

唄を歌わなくなったカナリア

番頭は買い取りウイークの疲れが、一気にでたようで、朝5時からのワールドカップの準決勝戦のテレビに起きてきませんでした。私はベル公と観戦。
なんとも言いようのない試合で、ブラジルの守りのもろさが露見。前半ですでに追いつけることも難しい点差が開き、選手も早くも弱気となり、サポーターもそのショックから立ち直れず、泣き出す人も出る有様でした。
ドイツの連携力の素晴らしいこと。ブラジルをすっかり翻弄しました。ユニホームもさらに強く見えました。色にも力あり。
残念ながら日本の青にピンクの入ったユニホームは、あまりその色力が役に立ったとは思えません。むしろ幼稚に弱く見えました。まだ白の方がましだったか、でも3戦ともこの青だったのも、気分が変えられなかった原因かも。

そろそろお終いというところで、中継のアナウンサー(のたぶん内山さん)がとても印象的な言い回しをしました。ブラジルのことを「唄を歌わないカナリア」といったのです。ラジオでも通用する表現ですね。
確かにドイツは強かった。
気の毒に開催国としては、悪夢のような試合だったことでしょう。陽気に歌い踊りまくるはずのサポーターも、早くも2点目あたりからもうショックに打ちひしがれて、口元を覆い、涙をためて静まり返っていました。選手もまたなすすべのないという状態で、「最後まであきらめない」どころか、特にディフェンスがほとんど機能していない状態で、いい試合とは言い難いものでした。

準決勝の点の様相ではなかったですね。3位決定戦には立ち直れるのか??