otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

電車旅 その二

小海線岩村田からこまめに停車して、終点小諸に到着しました。小諸で、しなの鉄道に接続します。私は軽井沢行に乗るべく1番線に向かいましたが、ふとそういえば小諸にもみどりの窓口があったはずだと思い、週末に東京に日帰りで出かけるのに、割引週末切符は当日では買えないので、この待合時間に買っておこうと、改札に断って、改札の外に出ました。「岩村田」で「小諸」経由「信濃追分」までのの通し切符を買ってありそこに「下車無効」という印字があったものですから。
小諸の改札口は自動ではなく駅員さんです。乗り換え時間は20分ほどあり、そとの「みどりの窓口」で切符を買って、売店で地元のパン屋さんの配達したばかりのほかほかの菓子パンを買う時間も十分ありました。小諸はしなの鉄道の駅でもありますが、JRの駅でもあるということを認識しました。
「軽井沢」駅は完全に分離しているので、合体しているのがちょっと新鮮でした。そういえば「篠ノ井」もそうでしたね。

知らない人はいないでしょうが、しなの鉄道は、新幹線が通る以前は信越本線の線路を使って、第3セクターにより運行されています。「軽井沢」「中軽井沢」「信濃追分」はみな信越線の特急が停まる駅でした。この中で駅として一番大きいのは当時は「中軽井沢」。中軽井沢のロータリーは、遠くは草津や北軽井沢、小諸や、町内を走るバスやタクシーでごった返していました。「軽井沢」は電気機関車EF63を着けたり、取り外したりするための駅でした。
信濃追分」は今も昔もちっぽけな、でも浅間山が良く見える駅です。

こうして病院帰りの私は、電車を乗り継いで、追分まで戻ってきました。鉄道があって助かりました。

乗る時間を決めておいたので、買い取りの荷物の一便を積んだ番頭の車が駅で拾ってくれて、その代り帰った早々、本運びを手伝わされました。2週間前は買い取りの本運びを手伝うことはほぼ不可能かと思われたのですから、わからないものです。お蔭様で二階への上がり下がりも何とかできるようになりました。猫の手よりは相当ましだったというわけです。