otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

日和見生活

4月になって、一番思ったこと。「もう、だいじょうぶ。」
また昨年みたいな大雪が降ったらとおびえながら冬を過ごしていましたが、サプライズのドカ雪が降るわずかな可能性があるものの、閉じ込められることももうないでしょう。春の雪なら消えるのも早いはず。

早い寒さの到来に、この冬は精神的にとても長く感じましたが、どうやらぼちぼちと脱出です。
ここ数日、日中の気温もあがり、北側にしがみついていたすすけた残雪も意固地な氷塊となって、もう残っているところはごく少なくなりましたが、まだ油やの北側にはありますよ。雪の直前に作ったデッキの上にどんと乗っています。

サラリーマン家庭ではなくなり、学齢期の子供もいない我が家には、年度という観念が全くなく、アラーと言っている間に、3月31日から4月1日の境界線を越しました。ひざのリハビリと虫歯の治療はまだ終わっていませんし、変ったこととしては地域の組長の任期が終わったことくらいです。
桜のさの字もないここで年度の変りを実感するものは全くなく、さくらという花が日本でこれだけ珍重されるのは、この年度替わりの景色に一役買っているからかもしれないと思ったりします。かつて、息子が東京で小学校に入学した時に、校庭で桜の咲く中で記念写真を撮ったことを思い出し、軽井沢の小学校の子供たちはちょっとかわいそうだなと思いました。

スノードロップに次いで、ダンコウバイの黄色い花が咲き始め、カタクリも徐々に蕾をもたげています。
最近家の中には虫が入ってきます。蟻の出没が増えてちょっとびっくり。前もそうだったかしら?

温かかな日が数日ありました。浅間山の雪もだいぶ消えました。
今日も予報では曇りでも最高20℃まで行くとか。さすがにどうやらこれは外れそう。でもちょっと生温かく、室内の方が寒いくらいです。そしてこの後、曇天や雨が続き、来週はまた寒さが戻るとか。この乱高下が迷いに感じられます。
高原に風が吹くときは、変わり目のような。物を書く人や、アーチストはこういった空気の流れに敏感なのだろうなと。否、かつて山仕事や、海で働く人はみな空を見て、風を感じて生きていたのだと思うと、五感を使わずに生きる現代人の方がおかしいということなんだろうな。つい天気予報を見てしまうけれど、外れてぎゃふんという時もあるのだし、見ないようにしようかと。