otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

窓の外のオアシス

温かな新年を迎え、日常生活には助かることもあります。雪がないので地面がドライで、道路上が凍結しにくい状態。薪ストーブの薪貯金のヘリが少ないなど。
反面、やはり例年通りでないと困ることも多いようです。スキー場やそれにかかわるサービス産業の方がた。雪がなくスキー場が開けないところもあります。死活問題です。商業も、冬用衣料や家電なども売れなくて困っているらしい。
成人式あたり毎年ドカッと降るのですが、今年は成人の日が早くて(11日)、おかげで振袖が汚れることはなくてよかったですが、15日が近づくにつれて、さすがに冬将軍もぼちぼちお目見え?でしょうか。
連休が終わった今朝の浅間山麓は、かなり冷え込みました。
夜明け後も雲に覆われているので日差しがなく、昼になっても気温が上がってきません。いよいよ暖かいコートの出番です。おそらく終日真冬日?ではなかしら。
このところ食欲旺盛な野鳥の皆さんに、ヒマワリの種を出してやり、水盤の氷をわびしくつつくシジュウカラがいるので、浅い入れ物に水を出してやったら、早速次々にやってきて水を飲んでいます。雪があれば、雪をつついていますが、氷ではね。

今日は珍しくカワラヒワが来ています。羽の下に隠れている鮮やかなレモンイエローが綺麗。
ヒマワリの種を好む鳥は限られていますが、なんといっても水は万能です。その後シメも来ました。
アトリも落ち葉の上を歩いていました。彼らもヒマワリには興味がない鳥です。でもアトリはあまり水場に来ません。臆病なのかな。

水盤に来る鳥の様子をみていると、鳥たちの力関係の番付が見えてきます。一番気が小さくて、いつでも集団で行するのはエナガです。カワラヒワやアトリも比較的集団行動。シジュウカラ、ヒガラ、こがら、ヤマガラはごちゃまぜ集団行動。エナガはこのカラ族御一行様が怖いらしく、カラ族が去ったあとに、やおあらズイズイとみんなでやってきて、一つの水盤にぎゅうぎゅうと入って仲良く水のみします。カラ族は集団で飛来しますが、餌台や水場ではせいぜい二羽までで、あまり共存はしません。順番を待っているので、近くで見ていると羽音はその結構賑やかです。
雄と雌の見分けがつかないのですが、とにかく単独行動をするのは、ゴジュウカラ、シメです。

鳥たちの様子をみていると本当に飽きません。水場を作ってやると、羽繕いの様子なども見られます。
零下の寒冷な空気をものともせず飛び回っている彼らをみていると、そのたくましさに感心します。
あらま、水飲みどころか、シジュウカラがどっぷりつかって、水浴びまでしています。
そこへキーキーと騒々しくヒヨドリがやってきました。地面に置いてある水場にやってくるのでしょうか?
室内からの高見の見物で申し訳なく…せめてヒマワリの種の補給と時折、フレッシュな真水を提供することくらいで、ごめん下さ〜い。
我々にもそこはオアシスなのです。