otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

謹賀新年

昨夜、家族4人で肉を食らって忘年会をして、食後に紅白歌合戦をちょっと観てから、11時半に自宅を出て坂を下って二年参りに向かおうとしたら、小雪が舞っていました。諏訪神社の裏から村中にでて、まずは泉洞寺の鐘つきに並び、やったー!!昨年よりもさらに早い51番を頂きました。松田聖子さんの「♪赤いスイトピー」も拝見したかったのですが、後ろ髪を引かれながらも出てきたわけですが、おそらくこれに足止めされた方は多いのではないでしょうか?あるいは降り始めた雪のせい?山門のところ11時45分頃の署名の列が、例年よりも短かったようです。
除夜の鐘の列に並んでいたら、新年になる直前の2015年の打ち納めというタイミングでした。
突き終わったらたくさんの方が並んでおられました。

ご本堂へ入ったところで新年になりました。
ご本尊にお参りをして、絵馬に願いごとを書き、お守りを購入し、破魔矢を頂いて外に出て、恒例の甘酒をいただき、諏訪神社へ。
いつも変わらぬ所作の数々。
こういう一連の流れで、家族だけでなくそこに居あわせた方がたと一緒に年越しができるのは、本当に有り難いことです。

諏訪神社で、たき火にあたってボタン汁を頂き、顔見知りの方と挨拶などを交わしている間に、いつの間にか雪は止んでいましたが、干からびた地面に舞い降りた雪がそっと覆って、キラキラと光り、雪の止んだ後には霧も出てきて、幻想的に始まった新たな年でした。

元旦は家族がまだ寝静まっているうちに蒲団から這い出て、ストーブ点けて、ごそごそと御節の仕上げなど。
カーテンの向こうは曇りでしたが、山霧だったようで、徐々に青い空が見え、雲一つない晴天の元旦となりました。
あいにく、ココはその山霧で初日の出は拝めませんでしたが、皆様はいかがだったのでしょうか?

義母から受け継いだ正月したく。
御節の準備もさることながら、母は正月の飾りを玄関に掲げるだけでなく、いつも家の中のあちらこちらに生花を飾っていました。
角松のごとく、年神様が植物に降りてくるような気がしたのではないでしょうか。
林の中に立つ我が家では、周りが自然なので、あえて通常は生花は飾りませんが、関西に墓参りもいけない現況ゆえ、初めて大型の花瓶に花を活けることにしました。
和室も床の間もない山荘ですし、今回若夫婦を迎えるとあって、私の選んだ花はチューリップです。
花瓶はままごとやさんで仕入れたビードロです。凧の飾りをあしらって、ちょっと新春らしくみえますか?

4人で食卓を囲んで、華やぎの中に始まった2016年。
皆様にとっても、穏やかな佳い年になりますように。