otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

フクロウの鳴かぬ夜

週末になると天気が荒れる傾向がある昨今です。気のせいかしら。
お休みがカレンダーどおりではない人もおられるかもしれないけれど、やはり週末にイベントが計画されることが多いわけで、例えばプロスポーツの試合だったり、地域の祭りだったり。これから3月末までは、学生さんの卒業遠足なんかも。せっかく準備したり、楽しみにしているのに、悪天だと、ちょっと残念ですよね。
追分は今日が昼から曇りで、夕方から明朝にかけて雨と予報があったように思いましたが、店を開ける頃に、あらまあ雪が降ってきました。一時は結構激しく降っていました。
結局その後雨に変り、夜半一時激しく降りましたが、日付が変わる頃に止んで、闇は霧に包まれています。やはり季節は「雨水」ですね。
地面の雪はだいぶ減り、路肩に雪かきした雪が灰色に汚れてコンクリートのようにカチカチの小山となっています。
茶色のぬれ落ち葉が姿を見せて、雨を含んでぐしゃぐしゃです。
北側の屋根の上にしがみついていた雪のなれの果ての氷塊が、先ほどドドンと落ちました。
夕方観たときはもうわずかに見えましたが、氷塊が氷の上に落下すると、かなりすごい音がします。
こんな夜は危険がいっぱい、おそらくネズミや猫も出歩かないでしょう。
最近フクロウの声が聞こえていましたが、今日は静かです。

フクロウが住む様な洞(うろ)のある大きな木はこのあたりにはあまりないのですが。

ほほーという声は、昨夏あたりからよく聴こえるようになってきました。
油やの裏の林と、自宅の周りの林はつながっているのですが、この林のあるあたりは「天神山」というのです。天神山の主はフクロウ?
ほほーという声を闇の向こうに聞くと、フクロウが守ってくれているようで、安心して眠りにつけるような気がします。
ココでは生態系の頂点は人間ではないとしっかり感じる事が出来ます。