otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

□切手のはなし■

きょうも綺麗に晴れあがって、寒いと言えば寒いけれど、地表に薄く雪が斑に残り、ドライな感じはいかにもというかんじの追分の二月です。
最低気温が-10℃あたりです。寒さにも慣れてきて、このくらいはへっちゃらです。

以前ちょっと中断してしまった切手の世界のはなしをしておきましょう。
私はコレクターではないので、おおよそいい加減な話ではありますけれど、ご勘弁。

栞制作のために手元に来た切手を見て気がついたことの一つに、切手の様々な「形」があります。

私たちが日頃使っているのは、大きさは違えども、形は大半が長方形です。
日本でも記念切手の中に、まれに□正方形や○丸もありますが、たいていは長方形、特に日本の場合は縦長の長方形です。記念切手は大型ですが、形はやはり縦長が多いです。(ずっと前にひし形というものありました。)

海外の切手のかたちには、もっとバリエーションがあります。長方形でも横長も結構あります。また、長方形でも恐ろしく縦長だったり、横長のもの。また△のもの。ノルウエーの切手には丸い○ものがありました。
これらの切手はおよそ日常使いには向かないと考えられるので、大きさも大型が多く、記念切手的な存在だと考えられます。
そもそも海外の切手は外貨獲得のためにつくられた、日常使うことはないような切手も多々あります。消印も偽物?で、日付けなどは入っていません。

私が注目したのは正方形□の切手です。
日本のは「ふみの日」のミッフィーの正方形が手元にありますが、かなり珍しいです。
真四角は滅多にお目にかかれません。(写真の黄色い■→)

外国の正方形の切手は概して大型で、モンゴルの切手は一辺が49mもあります。大体は40mm前後です。
オリンピック柄の切手になぜか正方形が多いです。
ロシアの植物柄の切手は33mmと中型ですが、実に美しい切手です。(↑写真左端)
この四角を縦に使っているもの、あるいは対角線◇に使っているものもあります。(栞の紙に収めるのは苦労しますが)スポーツ柄などは◇の方が躍動感が出るからかしら。

オーストラリアの□四角い切手がなかなかユニークです。
手元にあるオーストラリアの切手は大きさは2種類、35mm角のものと、少し小さめの30mm角。
35mm角は記念切手でしょうか、ニュージーランドや英国とジョイント発行とあったりします。子供の絵を使ったクリスマス切手もあります。
一方、小さいサイズはなかなか見たことがありません。そしてその柄が面白い。
「Living Togerther」と入っていて、観光、スポーツ、軍隊、工業、健康というタイトルがついたコミカルな漫画;イラストになっています。額面も2¢から60¢までさまざまあり、シリーズで出ているようなので、記念切手というより常用切手のようで、消印も押されています。大体切手の柄は至極真面目なものが多い中で、珍しい存在です。国民性でしょうか。

ニュージーランドとの共通でつくられた「Happy Bicetenary!」とキウイバードとコアラが焚火囲んでお茶をしてますよ。ふむふむ。

お国柄が見られるのが楽しい切手の世界です。
栞制作の手をしばしば休めて、切手に見入っています。

この夏はオリンピックがありますから、オリンピックの切手を使った栞をオリンピック期間に出そうと思っています。
乞うご期待!