otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

春風に撫でられたのに

昨日の最高気温は、なんと20度を超えました。
天気があまりよくないといわれていたけれど、かつて参加していた小布施の境内アートや、長野マラソンのあった週末でしたから、空模様が気になっていました。
この時期の屋外イベントは、天気、気温によって大きく左右されます。
予想よりは穏やかな週末で、気温も高く、マラソンには暑すぎるくらいでしたが、寒いよりはね。

我々が小布施のイベントに初めて参加した時が、やはりすごく暑くて、一緒に参加した「麦小舎」さんのカフェメニューの中で、冷たい飲み物ばかりがよく売れていたのを思い出しました。
かと思うと、その数年後は雪でしたし…。今の時期は、お天気に翻弄されます。


さて、先週は一週間、毎日交通安全の見守りでした。
延べ7日間、たかが朝1時間街頭に立つだけですが、中には雪の降る日も、風の冷たい日もあり、最終の金曜日にはさすがに体のあちこちが痛み始めました。
そしてその日に、例の事件の犯人が捕まったのです。小学生の見守りを通学路脇で毎日やっていたという男でした。
その一報を聞いた時の私の無力感は相当なものでした。

善意の押し売りをするつもりは毛頭ありませんが、PTA活動の一環として、役場の職員に課せられたノルマとして、あるいは地域の人のボランティアとしての、地域の子供の見守り活動。
どういう立場であろうと、朝の時間を割いて、街頭に立っている日本全国の人達の労を踏みにじるようなこの行為は、本当に許せません。
むなしい、悔しい。
子供を守るためにやっている行為が、悪用されるなど、言語道断です。

なくなったお子さんは本当に可哀そうで、恥ずかしいです。

おそらくその悔しさもあるのでしょうか、私の心も体も、あれ以来ずっと痛いままです。

鶯の初鳴きも、カタクリの満開にも、心が躍ることができない、ちょっと寂しい春です。

夜半、冷たい大粒の雨が降り始めました。