otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

早稲田青空古本まつり

さあ、お彼岸を過ぎ、心地よい季節になってきました。近所の八幡神社では大祭が行われているらしく、時折お囃子の音が風に乗って聞こえてきます。
東京を代表する2大古本まつりのひとつ、「早稲田青空古本祭」(今年が第20回目となるんだそうだ)が、10月1日から6日までの開催とあって、オトボケキャッツは初日:土曜日に出かけました。

本屋めぐりをするということはのんびり感があるけれど、古本まつりへ行くとなると俄然慌しい感じとなる。それに輪をかけて古本祭りに行くときは、行く時間とか、服装とか、持ち物とかがもっと戦闘体制というか…(オーバーですね)。しかし、まあ夫婦でこんな事している人は、あまり見かけない…。会場にいる人はだいたいひとりが多い。

ところが今日は、場所柄早稲田だということもあって、さすが学生の町、若い人も多いし、カップルでくる若い人も案外いて、これは古本業界には歓迎なことですね。でもキャッツのような「若くない夫婦連れ」はまずほとんどいなかったようです。

八幡神社の階段下では文庫本が、上のテントでは本が売られていました。
会場に着いたのは、10:30ぐらいで、はじめに詰め掛けていた人たちの波が、ちょっと移動したところで、まずは文庫棚から。結構日差しが暑かったです。雨でなくて御の字なわけだけど。日頃、古本屋で文庫だなを見るときは、100円均一とそうでないのが分かれていることが多いわけですが、こういう古本市ではすべて一緒で、出店も一緒なので、ランダムに並んだ背表紙から本を探して、抜いて、最後のページをめくって店の名の入った値札を見る時がなかなか楽しいものです。

欲しい本が見つかって、まあまあの状態で、値段が思ったよりも安く、しかもラベルがお気に入りの本屋だったりすると、思わず顔がにんまり。逆にどこかの要素がその反対だと即、戻されることになります。早稲田の古本街では、3冊100円なんていうのもあるけれど、一般的にはまあ100円が一番安い値付けなので、文庫コーナーで抜いた本が「¥100」だとやった!と言うかんじ。欲張って、ついあれもこれもと手元に本が溜まって来たら、再考して戻すこともあります。本は重たいのです。

文庫の会計をして、上の境内へ。テントの会計にはすでに列ができていました。
我々はやおらテントの中へ。でも、なかなか棚に近づけません。通路ではリュックをしょったの男人が多いのが特に邪魔!。棚前では、ぶつかったの挨拶がないのとちょっとしたいざこざもあったりして…。皆さん、落ち着いて落ち着いて!!

何しろ男性に比べて、155cmと背の低い私は若干不利。まず遠巻きにうろうろして、空いている「島」から徐々に攻めていきました。それでも1時間半ぐらいで、手にしている本の山が重くてレジに向かいました。

「やあ古本祭りは楽しいなあ」といいつつ、遅い昼ごはんに飲食店に入って、いすに座ったとたん、どっと疲労感が…。それでもたらふく食べたら元気回復、結局、午後も重い荷物下げて、一通り早稲田古書店街を廻ったのでした。でも10%オフのチケットは使わず。

《本日の本から》