otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

豊作な年はねずみ年

 昨日のこと、自然観察会の手伝いで、大宮八幡神社あたりを散策したが、今年はどの木にも実・種がたわわに実っているので驚いた。聞くと白神山あたりでもぶながやはり実を沢山付けたとのことで、これは全国的な傾向らしいが、こういう年は熊はあまり里に下りてこないという。それは良いことだが、一方、こういう年の後には山の地ねずみ、野ねずみが大量に発生するらしい。たぶん栄養がいいので繁殖しやすいのだろう。このことによって来年あたり農作物に被害が及ばないと良いけど。自然はつながっているなあ…。
 大宮八幡様は、七五三のお宮参りで着飾った人たちでにぎわっていた。その中をリュックを背負った中高年の一行が自然観察行。若干ムードを壊しながら…。なぜなら境内に十月サクラがあるのだ。ひそやかにほろりほろりと咲いている。面白いことに、今一部が咲いて、後のは春になったら咲くのだそうだ。これらの花芽は夏にできたものとか。
 本日の観察メモ:

  • 一口にどんぐりといってもさまざま。コナラ・マテバシイスダジイクヌギ・アカカシ・シラカシといろいろある。
  • チャの白い花が咲いていた。
  • シロダモには、白い花と赤い実が同時についていた。赤い実は昨年の花のあとということになる。
  • 今年の紅葉は半月も遅いらしいので、まだ紅葉はあまりないが、日向にあったカツラが綺麗に黄葉していた。
  • 烏瓜の実が鮮やかにに色づいていた。中の種が面白い形で大黒様の形にも見えることから、お財布に入れておくといいのだとか。早速いれてみたものの…。
  • イヌマキには、青い実がついている。
  • クサギには、赤いガクとのコントラストが美しい紺色の実がついている。まだまだあるぞ。

というわけで、まさに実りの秋真っ只中なのであった!

 最近、やたらにハロウイーンのデコレーションに街中でお目にかかるようだけれど、異国の風習を丸呑みするよりも、身の回りの秋に目を向けて欲しいものだ。案外都会でも秋は見つけられるのだが。まったく日本人は順応性がありすぎ!これはかぼちゃ業界の策略か?

 アメリカに住んでいたころは、特に東海岸だと季節と行事がぴったりで、ハロウイーン→サンクスギビング→クリスマスと秋から冬にかけてはまさにホリデーシーズンだったけれど。