otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

おに吉をめくる日

otobokecat2006-07-15

 いやあ凄い雷雨だった。本当に凄かった。まるで爆弾が近くに何発も落っこちた感じだった。しかしあまりに真昼間だったので、夕方には何事もなかったように路面は乾いていた。遠出をしていた人には、気づかれないかも。でも怖かったヨォ〜。山の雷はもっと凶暴だが、都会でも結構派手になるときは鳴るものだ。

 こう暑くては食欲もあまりなく、夕食は駅前の回転すし屋で亭主と二人で食事。サッカーの練習試合に行った息子は、帰宅までまだ2時間もかかると言うので、彼の分はお土産にしてもらった。いよいよこういう時代になったわけだ。
サッカー後は、疲れすぎてあまり食べられない。寿司ぐらいが一番入りやすい。
われわれもこういう日の夕食は、胃袋と相談しながら食べられる回転すし屋が適当。なんだかすし屋の宣伝部長?「酢」がいいのだ、多分。

 なんとお土産には「一時間以内にお召し上がりください!」と書いてあるではないか。なんだか時限爆弾のよう?で、亭主が直行で帰ると言うので、持たせて先に帰ってもらい、私は帰り道の「ごごしまや屋さん」によって、入り口のハーブの本を吟味など。欲しいけど、うーん高いなあと思い断念、NHKのおしゃれ工房のバックナンバーを二冊選んで店に入る。

 土曜の夜のせいか、結構混んでいる。私は混んでいる本屋はどうも苦手で、店の中の棚はもう見ないで、そそくさとお勘定に奥へ進むと、澄子さんがこちらを見てにこにこ…。首を振った先にはなななんと岡崎武志「古本」師匠が…。
 ちょっとお顔の色が悪かったようで、思わず、お元気ですか??こんなくそ暑いときに元気な人もいるまいに。もちっとセンスの有る挨拶はできないのか!と我ながら情けない。
 
 角田さんのことや三浦しをんさんのことなど。「本」がらみの話題。角田さんの地元であるここらあたりでも、結婚されていることを知っている人はごく僅か。私は、失恋以来始めた「ボクシング」ということのインパクトが強すぎて、どうも新婚家庭であると言うイメージがどうもぴたっと来ない。(すみません、勝手に)ところでまだボクシングジム通いは続けてるのかな?

 角田光代さんは、ふわふわっとして、さっぱりとした、普通のものさしでは測れない人であり続けて欲しい―と希望。

 ぶらっと街中で岡崎さんや、作家さんを見かけることのできるのが「西荻」の凄さである。俳優さんや、詩人の方と郵便局やお医者の待合室でお隣だったりする。そうそう、さっきの回転すし屋で某個性派俳優H氏と隣りあわせだったことがある。店内の人々は、知らん振りをしながらも、ちらっと俳優さんを見るのだが、私のすぐ隣なので、私からは見えないし、視線の流れ弾もあるし、美味しくたべられなかったなあ!!


 帰宅して、過去の「古本案内 おに吉」をひっぱり出してくる。並べてみると、これまた執筆者が凄い。

一号「ニショーギあたり」久住卓也 
  「中央線聖地巡礼の記」岡崎武志
  「私の好きなおぢさん・長谷川四郎浅生ハルミン
  「ガイドマップ片手に自分だけの古本屋“ミシュラン”を作る」坪内祐三
二号「古本屋女房きまぐれ絵日記」ひろせゆかこ
  「じつはわたしは古本屋さんの上に住んでいる」角田光代
  「輝け!百円玉あなたも捜せ均一台でお宝」岡崎武志
  「象が啼いた夜」亀和田武
三号「引っ越しと結婚と古本屋」穂村弘
  「愛を探しにいく気持ち」三浦しをん
  「一九九〇年のおに吉自転車ライフ」南陀楼綾繁
  「知の玉手箱」みやこうせい


■今日の一枚:原宿「ゆーといぴあ」で買った手作りの木のおもちゃ《バナナムーンと愉快な仲間たち》表情がいい。他にからすがイッパイの木もある。
 バックに見えるのは同じくFrom「ゆーといぴあ」で《どんぐりころころ》。木のおもちゃはいい。