otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

山は見えずともそこにある

otobokecat2006-07-26

■きょうの一枚  しなの鉄道信濃追分駅についたら、駅舎にある「あたらさん編集室」は入り口の太陽マークが引っ込んでおり、つまり今日はもう「おしまい」だった。それはそのはず、もう18時を回っていた。

 今日は綺麗に晴れて、山麓の空は夏空で真っ青、雲はむくむくと白かったが、山の麓は木が育ちすぎて見渡しがきかない。山がみえているかどうかわからない。夕方になって、見晴らしのいいホームまで来てみたら、残念ながら浅間山はみえなかった。日中は見えていたのかなあ?まあ夏に山は滅多に拝めないが。

追分駅は無人駅だ。
ホームには、23日に終わってしまった「馬子唄道中」の提灯がゆれている。
キキョウ、おみなえしが盛りの静まり返ったホームから、この電車に乗車するのは、僅かふたりだけ。到着した電車からは、学校帰りの生徒たちがぞろぞろと降りてきた。

追分から二駅、終点軽井沢駅についた頃、空はだんだん桃色に。駅舎の周りをびゅうんびゅんとツバメが舞う。鳥も晴れると嬉しいらしい。羽を乾かさないといけないしね。そろそろ梅雨明け?

■読みたい本:車谷長吉『文士の生魑魅』(新潮社)
 TVの読書コーナーで小池昌代さんがお勧めだった一冊がこれ。