見上げてごらん

■２００１年8月1日のシアトルのマウントレーニエ国立公園の空→

やたらに「昨日よりも暑い暑い」とラジオから連呼されると、誰しも自分で体感する前にそんな気がしてくるもの、そこで一言言いたい！！

　コンクリートジャングルの最大の敵は、お天道様ではなく、情報コントロールでは？あのね、そう連呼すると何も考えず、さっさとエアコンのスイッチを入れるというものだ。

　空調を付けるといったいどれだけの熱風が外気に放出されて、気温に影響は出るのかでないのか？誰か計算して欲しいものだ。部屋にエアコンが入っているとき、ベランダで干し物をするとその凄さを実感する。前からはファンが、後ろからはベランダの外壁がかいろとなって私を蒸しあげる。
　庭付きの家が減って、道路はほとんど舗装されて、木造の家も減って、これじゃあ、どうやってクールダウンせよと言うわけ？頭を使えたまえとオシムも言う。

　私の関わっている環境を考える団体で、10月に区の環境博があり、そこで行なう緑のカーテンの展示に備えて、現在緑のカーテンの作成がされている。夕立のあまりない今日この頃、当番が水遣りをしている。壁面、屋上緑化は、今後ぜひとも勧めたい事業である。

　8月も残りわずかで、ようやく息子の宿題の封印が解かれた気配…。スリル満点である。やれやれと母は空を見上げると、綿をちぎってバラ撒いたような、白いぶち模様のたか〜い青空だった。ほら少しは涼しくなったでしょう？マインドコントロールなのだ。

　九時をまわる。窓を開けると、僅かな夜気とどこかのエアコンのファンのまわる音とこおろぎの声が入ってくる。これを書いているパソコンが暑くなってきているので、そろそろ電源を落とそう。