otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

今日もしとしと‘・。‘・。‘・。

昨日の毎日新聞の夕刊4面文化欄は、なかなか読み応えの有る1頁だった。

まず「本のウチソト表裏」鷲尾賢也氏による「★元気な古書の世界」。
岡崎武志さんについても触れられている。コラムには「古書業界が元気」とあるが、古書業界そのものが元気と言うわけではないように思う。今までピクリともしないでむしろ衰退の一途を辿っていたのが、ここにきて多様な形を見出して、若干息を吹き返したという感じではないだろうか?少なくてもおじさん界(:これ私の作った造語)には。おばさん界においては、まだまだ…。どちらかと言うと、お姉さん界のほうが先に繁栄すると見た、いやすでに。

先週土曜日、はじめて一人で追分で店番をしていると、「今日はご亭主は?」と複数の男性のお客様に尋ねられた。買い物に来たのではなく、亭主に会いにいらした模様。類は友を呼ぶ?のか。

この記事の隣は、樺山紘一氏による「歴史家・阿部謹也さんを悼む」
歴史学もまた人間が人間であるための学問である。

其の隣は、穂村弘さんのダブルクリップ「絶体絶命」。穂村さんの文章を素直に読み進められるのは、平易に見える文章でありながら、やはり歌人の書いた文章だからなのだろう。上手いなあって、いつも読み終わったあとに唸っている。あまり思い出したくない小学生時代の記憶は、誰にでもあるのではないだろうか。

Rubber Works ―二人のラバーワークス展
9月13日から24日(火曜定休) ←今日から!!
場所:西荻北FALL http://fall-gallery.com/ 北口でて割と近いです。
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