otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

秋のイベントあれこれ

otobokecat2006-09-27

10月14日に、追分であたらさん編集部による無人駅について考えるイベントがある。
http://spn01710-02.hontsuna.net/
キャッチフレーズは、
信濃追分駅舎・あたらさん編集室1周年記念イベント「駅舎讃歌」
あなたの参加が無人駅の再生につながります。(但し参加は無料)」
信越線が横川止まりとなって、軽井沢からは信越線ではなくなったことは、案外知られていない。皮肉なことに「しなの鉄道」が走り始めて、「信濃追分」駅はむしろ以前より元気になったように思う。パーク&ライドもあって、夏の間の利用客は相当増えた。「中軽井沢」や「小諸」が沈下したのとは対照的に。
そこへ「あたらさん」編集室が引越してこられて、ますます活きがよくなってきた。駅舎に編集室とは、ずいぶん大胆な発想であるが、これによって「しなの追分」駅は息を吹き返したのだ。

一方、新幹線開通によって、趣の有る木造平屋の「軽井沢」駅が壊されて、近代的な駅ができてしまった。我が家に「駅」という駅舎ばかりをスケッチした本があるが、そこに古い駅舎はスケッチとして残るのみである。素人考えでは中央線の「国立」駅外観もこの昔の軽井沢駅に似ているように思うが、こちらもまた建て替えの話しがあるとか…。

■今日の一枚:JR長野新幹線「軽井沢」駅東京からの新幹線が着いたところ。

スマートな新幹線には、やはり古びた建物は合わないのだろうか??少なくても真新しい駅しか知らない人には、もはや歴史などは感じ取ることはできないだろうな。
私は其の昔、碓氷峠越えのための牽引の機関車をつける間、あるいは外す間、横川駅や軽井沢駅に電車がしばらく停車するその「間」が好きだったなあ。
この写真の右側奥に広大なアウトレットが広がる。左側には「しなの鉄道」のひなびたホームが一本有る。

 
10月15日には恒例の「きのこまつり」がある。ここではきのこの鑑定をしてもらえるし、キノコ汁も味わえるという楽しいイベント。

そしてこれらのイベントが終わった頃には、追分はぐんと冬に近づき、おそらく10月下旬には浅間山の初冠雪の便りもぼちぼち届くはずだ。

■今日の買い物(新刊本):
 丸谷才一鹿島茂三浦雅士『文学全集を立ちあげる』(文藝春秋)2006
 佐藤実『深沢紅子と立原道造』(杜陵高速印刷出版部)2005
 ジャネット・ウインター、長田弘/訳『バスラの図書館員』(晶文社)2006
 杉田豊/絵『どうぶつ あいうえお』(偕成社)1970