otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

山からのおすそ分け

O村古本屋日誌(白い客人)
予報では朝は1℃ぐらいだったらしいが、10時半ごろ家を出たら快晴、4℃。

昨日ふと見たらベランダにつるしてある鳥の餌箱をヤマガラがしきりにつついている。冬だけひまわりの種を出しているのだが、まだ今シーズンは入れてない。催促されては仕方がない。ちょうど買ってきたひまわりの種を入れてやる。それが僅か一日で空っぽになっていて驚いた。朝、慌てて補充した。

店に出る前に、リサイクルセンターへ家具を見に行く。途中サンラインから綺麗に雪化粧した浅間山が見える。雪は今年二度目。寒いわけだ。

ダイニング5点セットを¥12000で手に入れる。一瞬、ゼロがひとつ多いかと思った。椅子だけが欲しかったのだが、この値段なのでテーブルもいただくことに。なかなか立派なテーブル。ただ大きすぎて車に乗らないので、小型トラックを貸してくれるというので積みこんでもらって、わが車は中古家具屋さんに置いておいて、家具を店まで運ぶ。久々のマニュアル車運転にN氏少々緊張気味。エンストしないように走り、なんとか無事到着。おろして二人で運びこみ、N氏は車を返しに行ってくれる。
置いてみたら、どっしり感が家にぴったり。良い買い物◎なり!!

家具運搬でうっかり開店が若干遅れるも、いたって静か。
外の正直文庫を出したものの、風が結構あり、看板が倒れたりチラシが飛んだり。そのうちにわかに雪が降り始めた!あっという間に大気中は真っ白に。カメラをかかえて庭に飛び出し(犬の如し)、デジカメで撮りまくる。写真はその中の一枚。地面を覆ったばかりの様々な落ち葉の上に、白い氷の粒が撒き散らされて美しいかったが、見る見る水滴に。
さっき浅間の頂上にあった雪雲がすこしこちらに流れたのだろう。小一時間後には元通り綺麗に晴れ上がり、狐の嫁入りならぬ、狐のマジック?という感じ。昼寝をしていた人には見ることのできない幻想的な光景だった。

どうりで、鳥たちが餌をねだったわけなのだと合点がいく。しかし、家具屋のおばちゃんが、山に三度雪が降ると里にも来るといっていたが、一回どこかで見落としたのでは??

前の蕎麦屋さんは相変わらず盛況の様子(駐車場がイッパイ)だが、当店はお客さんは少ない。いつもCDを買ってくださる方も見えたし、一箱市でお知り合いになった方が軽井沢でペンションを営むご友人に出動命令?を出してくださったらしく、来て頂いた、感謝。そぞろ歩きをするには寒すぎる季節に突入。人は車でピンポイントに移動するようになる。

静かな一日だったので、店作りに没頭することができた。用意してあった12月設えに。山本三千子さんはこれを「室礼」とかいて「しつらい」というが、私のはあくまでセッティング程度。テーブルクロスや・インテリアの基調色をすこし変える。季節感は店の外に十分あり、室内は気分転換といった程度。インテリアよりもむしろ本の入れ替えをした。かぼちゃを引っ込め「きのこ本」を下げ、「冬山本」「雪本」、「クリスマス」「冬」の児童書・絵本を。綺麗なペーパーナプキンやグリーティング・カードなどを出した。

また私は持ってきた家具の組み立てなども。(我が家では大仕事は私がすることが多い、亭主は頭脳プレーである)ようやくポストが付いたという有様。東京のホームセンターのセールで気に入ったのが手に入った。実は前から捜していたが、いいものはやたらに高いので手が出ず、なかなか設置ならず。これで請求書も無事に届く??