無言の相槌

サイレント・マジョリティ（silent majority）かあ、まさにそうだ。
ある方のブログに書かれていたのを、拝借した。
なんといったらいいやらこの掴みどころのない世界をと思案していたが。まさにこれだった。

HPをはじめて作った時、当初はただ家族のｱﾙﾊﾞﾑというつもりだった。嬉しくて、友人の年賀状にアドレスを書いたりした。写真やら、日記やらを載せまくり、知り合いに「見てるよ」なんて言われて、調子にのっていたが、ある日、見ず知らずの人から書き込みがあって、びっくり。そのうち、海外からのご連絡もあって、インターネットの網が地球規模だということを認識したのであった。慌てて、きわめて個人的な部分は消して回ったりした。

そんなに連絡は頻繁ではなかったが、あるときためしにカウンターをつけたら結構進み、
サイレント・マジョリティ（silent majority）の存在を改めて知った。正直、嬉しいより怖い気がした。今から10年も前の話である。今はこのシステムをようやく理解してきたものの、パソコン普及時は、おっかなびっくりだったものだ。今はもうカウンターは止めた。

なぜ書くのかといわれれば、あくまで自分のメモ代わりに、文章を書く訓練に。ペンは剣よりよりも強し、見えない読者はペンよりも怖し。でもまた静かな読者こそ最良の読者でもあること、でもサイレント・マジョリティの存在を忘れたことはない。

私の場合はともかく、実名でやっておられる方は、諸刃の剣であろう。