otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

猪突猛進なんかしない年に

毎年31日に、帰省する。
そのとき、途中下車をして、新年を迎える仕度に追われている街角をぶらつくのが恒例となっている。
一昨年は、息子が東京に残ったので、大阪のCALO・ブックスさんへ。
去年(2006)は息子も同行したので京都で降りた。この日はゆっくりでかけ、自由席も混んで、京都に着いたのがもう2時頃。駅前で閉店セールの近鉄百貨店を覗いて、そのあとぶらぶらと歩いて[三十三間堂]へ。
障子越しの西日を浴びて千手観音像の様々な面影が穏やか。それにしても7、800年間のときの流れの中で佇んで来た木造建築物の凛とした姿に圧倒される。なにしろ高さ3mほどの大障子が指一本で動くのにも驚いた。これぞ円熟!
一方わが「柳屋」は一年生だもので、木が暴れていて、戸が開かなくなったりしている。木造は落ち着いてくるまでにはまだまだ時間がかかることだろう。

四時ごろ閉館間近の[三十三間堂]を後にして、またぶらぶらと。途中、いかにも京らしい家並みや、師走の店の風情におもわずカメラのシャッターを押す。うどんやでおあげさんの沢山入ったきつねうどんをすすって一休み。温まって四条河原町まで歩く。

祇園に向かう途中に見つけた、狛犬の替わりに神社の入り口に向かい合って座っていた猪君をぱちり。2007年の初めにこれを掲載しよう。