otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

いつもの正月風景

年末年始のけじめをなんとなくつけ損なったような感じだが、とにかく新たな年は始まったのだから、とやかく言うまいって言ってるけれど。(個人的には30,31日がすでに東京の街にお正月のような閑散とした感じがあり、2日3日がまったく平日気分だったのは、30,31日が土日だったのがどうもいけなかった?)
31日の夕刻に亭主の実家に転がり込むのは、ここ15年ほど恒例となっている。(2000年問題のときのみ例外)同じ年越しを繰り返すことができることは有難いことだとつくづく思う。様々な条件が揃わないとできない。迎えてくれる両親の健康、我々の帰省事情、息子の年齢など。
今年の元旦は日の出とともに目覚めたら、きれいな朝焼けだった。
まず自分の身支度をして、男どもを起こして、7:30頃に一家で恒例の初詣へ出かける。まず近くの[門戸厄神]へ歩いていく。除夜の鐘の頃に来ていた人々がすでに帰り、お屠蘇を飲んでから来る人々はまだこれからというこの時間帯は、三が日でいちばん空いている。そのことは境内の屋台も休憩中なことでもわかる。
古いお札を納めて、お参り。参道の屋台が減ったような。それから厄神さんの鈴が消えていた。
家に帰り車で[甲山大師]と[広田神社]へ。

[甲山大師]は急な石段がある。この石段をいつまで上がれるやらと父が言う。山の中腹にあり、神戸の海が一望できる。もやがかかっていたが、遠くに光る海が綺麗だった。誰でもつくことができる鐘を息子は思いっきり撞いていた。ちょっと激しすぎ。

[広田神社]はタイガース神社として有名。松の参道がある。朱のはかまをはいた巫女さんがお守りを渡してくれる。ここではいつも連れ合いと息子がおみくじを引く。今年は二人とも仲良く『吉』。お神酒をいただけるテントが飲酒運転防止の全国的な流れで、当分始まる気配のないテントには運転手に振舞えないというお断りの紙が。毎年鳥居の近くに焼き芋やの車が停まっていて、すきっ腹の鼻腔をくすぐられるのだ。[広田神社]も露天は減っていた。「お面やさん」あたりが姿を消していた。風景の一部だったけれど。

初詣のはしごから戻り、母の心づくしのおせち料理を家族揃っていただく。
その後は「食うて、寝て、ときどきみかんむきながらテレビ観戦」の猫的時間のお正月。(おっと猫はみかんは食べませんが)人の数が多いので、あっという間にみかんの皮の山。みかんの食べ方もいろいろ性格が出ていて見ていると面白い。(私?大胆にがぶがぶ食べです。一方、亭主と息子は綺麗に筋を取って、皮も綺麗に剥いて、さらに並べてから食べる!信じられません。)

この日は亭主の妹のご主人と子供たちが九州のご実家より夕刻には合流し、夕食からは一家9人の大所帯となる。3人の子供たちが皆育ち盛りとなり、よく食べること。父も全員集合できてご満足の様子。孫はそれぞれ部活等で忙しく、なかなか普段は集まれない。夕食はみんな大好き関西風すきやき!息子はこれが帰省の一番の目的だと豪語しているぐらい。あっという間に全ての皿が空っぽになり壮観なり。

★広田神社を弘田神社と書いていました。訂正しました。失礼しました。