冬眠のすすめ

西荻の古本屋は遅くまであいているのがいいと穂村さんに言われて、これに慣れているわれわれは「そうなんだ」と再認識したものだ。

なかでも音羽館は昼以降の開店だが、いつだって開いていた。そしていつも人影がある。ところが久しぶりに今週火曜日シャッターが閉まっていて、火曜日を定休日にするという張り紙があった。

まあいいのだ。冬は特にゆるゆるとやったほうが。自分を正当化するわけではないが冬眠には賛成！

以前書くチャンスを逸したが、１月１２日(金）に秋山ちえ子さんがＮＨＫのラジオ出演された。私は児童館のボランティアで出なくてはならず聞くことができなかった。連れ合いは聞くことができ、いたく感動していた。平日の午前中のラジオを聴くというのは、サラリーマンにはかなわぬことだ。秋山さんの話の中で特に心に残ったのは、自分の心拍数を数えられるので、残り時間などを正確に知ることができるということだという。偉大なラジオ人のお一人だ。この番組の村上信夫アナウンサーもまた優秀なラジオにかかわる人の一人だと思う。

風の流れに添って

八十二歳のひとりごと

この放送のことは後日毎日新聞にも取り上げられたので、私は聞き逃したいいお話の片鱗を知ることができた。このお年にしてまた新たな取り組みを始められるという。このことについては今ここに書くのは控えるが、とにかく尊敬する女性の一人である。
秋山さん関連で行くと、新宿の小田急ハルクの裏手にかつて秋山さんの息子さんのレストランがあって、私は働き始めた頃しばしば訪れて、濃厚なビーフシチュウや、タンシチュウをいただいたものだ。