otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

春風に踊る

一色一生 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

一色一生 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

小裂帖

小裂帖

『柳屋』オーナーが来軽。本格的始動をまえに柳屋プロジェクトの打ち上げという趣向。さまざまな人の思いがひとつにんなったやはりプロジェクトというのが相応しかった。
「山桜」というご夫婦でやっている料理屋での会食だった。ふきのとうやたけのこや春の苦味のアクセントの効いた目にもおいしい和食。お酒もいただきたいところ。デザートのカラメルプリンも絶品だった。ご馳走様でした。ここも追分という寒村に咲いた一本の山桜のような店だ。
山桜:http://www13.plala.or.jp/yamazakura/

さて、店先に暖簾のかかった状態を初めてみた。なかなか良い。ただ、今日の追分はぬるめの風が吹いて、暖簾が踊ってしまい、二度ほど落ちた。竹を暖簾棒にしたのだが、ただ引っ掛けるタイプなので、布が風に舞ったときの力を考えなかったのが敗因。棒を重くするか、長さ長くするか、何か工夫が必要。

今日は、平日で店もそんなに忙しくないので、店は番頭Nに任せ、かねてから一度伺ってみようと思っていた旧軽銀座の「紅茶館」サンビームさんへ私は出かける。実はちょっと縁があるのだが長くなるので割愛。
紅茶館:http://www.rakuten.co.jp/sunbeam/owner.html

軽井沢駅からすたすたと歩く。途中、アトリエ・ド・フロマージュの隣の「りんどう文庫」さんが有ったところが、更地となったいた。わずか半年の「泡沫の二軒の古本屋」であったのだ。池谷さんに取材していただきご一緒に『諸君』に載ったのは奇跡のようなことだったわけで、感無量。

今はスキーと別荘客の狭間の季節で、旧軽井沢は閑散としていた。なんだかずいぶんまた店の顔ぶれが変わったような。どんどん味気なくなる。ジャムやとブライダル関連ばかりに呆れる。
サンビームサンには連休終わった頃に、紅茶の淹れ方のご指導をいただく約束を。春限定のSpring Gardenという名の茶葉を買う。家で夜淹れてみたら、アプリコットとローズの甘い香りが鼻腔をくすぐる。ここのところの寝不足がたたり、読書したいのに、まぶたがくっついてしまう…もうそろそろダウン。