otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

遅れた村にも

otobokecat2007-04-14

風の強い日だった。
雲が吹き飛ばされて、まだ緑をつけない枝の先には青い空が光っていた。おそらく山もよく見えただろうが見に行く時間はなかった。おぼろげな記憶では土曜は傘マークがついていたような…まあ、晴れに越したことはない。本屋に雨はこまりものでしかないのだから。
時差出勤をする。このところ店の世話ばかりで、山小屋はネグラでしかなく、来週から立て続けに客人が見えるというのに、かなり汚れていて、掃除機かけたり、カビっぽくなった窓ガラスをきちんとしたり。われのもっとも苦手な清掃を二時間ほどして、くたくた。日頃のサボりを反省。

開店一時間ごろ前に、山路ルートを降りる。どの木も芽吹く直前。
アブラチャンの黄色い花が際立っていた。山路の最後は作家I氏の別荘。(写真)ここの庭にもアブラチャンの大きな株が植わっていた。ウグイズカグラのつぼみも膨らむ。確実に春は来ている。高木の芽吹き前のひと時が今、地面までさんさんと太陽光線がとどく。山小屋の庭ではカタクリが今を盛りに桃色の花を勢いよくそっくり返って咲いていた。

暖簾棒が短いので、風が吹くとあおられてしまい暖簾が落ちるという縁起でもないことがおきるので、今日は暖簾なし。その代わり日中17度くらいまで行ったので、玄関戸を明けて商売ができた。選挙の狭間のせいか、この週末は人出が多いような気がする。
何ができるか楽しみにしていたという声が複数のお客様が聞かれ、店内をじっくり見てくださったり、お仲間で次々に薦めあってたくさんお買い上げいただいたりと、にぎやかな一日であった。
番頭N氏のゴルフのお仲間が、お祝いもって駆けつけてくださる、感謝!