otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

師匠山へきたる

otobokecat2007-05-04

雨の心配のない一日の見込みで有難い。
いつもより早く店に行き、ブック・カフェのレイアウト変更をする。本棚をどけて、椅子を並べる。お出しする飲み物の用意をする。初めてのことばかりで、あれこれ悩みつつ。 
私が良く利用する10:52軽井沢着の新幹線で、岡崎武志さんがはるばる追分までみえるので車で出迎えに行く。さすが連休、駅員さんが二人もいた。(いつもは無人駅)町が軽井沢まで出来るだけ車を入れまいと、パーク&ライドを推奨しているため、信濃追分駅の利用はかつてより多くなっている。到着時の清算の混雑緩和と、安全確保のためだろう。
軽い足取りで岡崎さんは登場。ふと見ると「あたらさん」の那須さんが太陽光を利用して昼ごはんを作成中。さすがである。(「あたらさん」は追分駅舎を借りて、編集室にしているのだ。)太陽の熱でたいたご飯は格別だとか。林から苦労してホームに移植したノバラを見せてもらう。
店に行き、開店準備。岡崎さんは講演準備。「ささくら」さんで蕎麦を昼ごはんにと思ったら、いつになっても外の列がなくならず、断念。「ごんざ」さんで中庭の桜の花吹雪を見ながらカレーを食べるが、かなり辛し。店に戻り会場の準備等。店は講演中もあけることにしたため、いとこのM子とAさんが来てくれてお手伝いいただき、大助かり。Aさんにはいつもすっかり支えていただいている。有難い。
三時半開場で、予約のお客様が次々見えて、飲み物のオーダーをうけ、どたばた。ほぼ四時に講演は始まる。ほぼ全員が岡崎さんより年上という聴衆を前に久々に緊張したと岡崎さん。ご持参いただいた本・当店で拾った本などを使いながら、一時間半おはなしいただいた。
もちろん『読書の腕前』も販売する。もちろんサイン入り。若干残った分にも似顔絵つきサインをしてもらう。全部ちがう人!!ぜひ見て選んで欲しい。どれもなかなかである。
閉店してから、片付けもせず山小屋へ。作り置きのおでんを温め、たった三人の打ち上げ。(テーマ:「昨今の古本業界の現状と展望について」←嘘です)男どもは風呂に入ったあと、恒例の大フォーク大会へなだれ込み、番頭は早速ギターの練習不足を指摘される。片やギターかき鳴らして歌う人、もう一人は耳で聞きながらも、歌集をめくって次に自分が唄う歌を吟味するというカラオケのような状況が、延々〜♪と続いたのであった。しかし岡崎さんのギターはかなりうまい!番頭は指が痛くなるもまた歌集のページをめくるのであった。私は二人をほっておいて、ゆっくり風呂に入る。みどりの日はちっともそれらしくなく更けていったのだった。