otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

風ばかりの日々

いやなニュースばかりで新聞も開きたくはない気分だが、岡崎さんや魚雷さんのコラムがあるので新聞を開くのをやめるわけにはいかない。
本日の毎日新聞の夕刊3面の「読みたい」コーナーに魚雷さんの『古本暮らし』が載った。すでに増刷も決まり、評判すこぶるいいようだ。
大切に読みたいと思っても、一言一言に思わずふんふんとうなずき、つい読んでしまう。「情熱より惰性」「なんとか元をとろうとおもって熟読した」「三回売って四回買ったという本がある」「本棚の新陳代謝」「売ることを前提に本を買う」など数々の名言が私を打ちのめす。一回り下の魚雷さんは私より先人のごとし。

コラムのお隣はこれ↓だった。ため込むばかりの私はすでにちょっとこの本が気になっている。いかんいかん。

吾輩のご主人―天才は猫につくられる

吾輩のご主人―天才は猫につくられる


どうやら山の本屋は開店休業中の模様なので、節約して私は行かぬことにする。そのかわりにというのも何だが、暗くなってから音羽館へ遊びに行く。ここは窓が大きいいせいか、行く時間によって、昼間、夕方、宵の口、夜更けとそれなりの雰囲気を持つことのできる数少ない本屋さんである。(もっとも夜遅く開いている古本屋自体そうはないのだが。)おっとしまった金曜の夜は特に混んでいるなぁ。いいなぁ。

どうやら今晩もまた空は荒れるそうな。
風の吹く中、自転車をくいくいと漕ぐ。
はしか騒ぎで高校が閉鎖されてしまった。中間テストも延び、静かな一週間となりそうだ。風〜ばかり吹きまくっている皐月なり。