otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

切積みと乱積み

otobokecat2007-06-04

石垣の石の組み方について、先日ボランティアガイドの小室老人からうかがったばかりだ。これは切積み。浅間神社


これは乱積みというか、切積みではないもの。民家の池。

ともに江戸時代のものとされるが、切積みのほうが、まさに手間のかかる仕事で、格式が高い。城壁や、神社仏閣などに見られる。石のパッチワークといった感じで、非常に精巧なのに驚く。

なんとなく自分は乱積みかなぁ?などとふと思う。穴だらけなのだ。(となると、番頭N氏は間違いなく切積み派。)

月曜日は中央市の開催日なので、古書会館へ。あまり触手が動かない。
二つほど入れて、ひとつが上値で取れてしまったが、下で取りたかったなあ。引き取ってきたら、恐る恐る検証してみなくては。

若い男性に人気の讃岐うどんの店へ入る。釜玉山。(まるで相撲取りの名前のよう)を注文ナンダロウサンのうどんの話を読んでいたら、釜玉が食べたくなった。ここへとろろ(山)を加え、さらに卓上の天かすと七味を投入し、だし醤油を回しかけて食べる。うーん美味しい。(釜玉山天七!)
香川県にいたときの釜揚げはちょっと違ったような気がするが、うどんをこうやって外でしっかり食べたのは久しぶりだなぁ。昼食は麺がいい。

取次店を回る際に、「石田書房」さんに寄る。阿佐ヶ谷から移ってから初めてだが、若干広いか。見覚えがある緑の本棚に丁寧に本が並べられて、その丹念な陳列に女性らしさを感じる。ジョン・レノン本を店用に。軽井沢にはジョン・レノンの足跡もあるので。
となりの「がらんどう」さんは骨董も置いてあるユニークな店。そこで長年探していた絵本作家永田萌と5人の絵本作家との対談集をようやく見つけたのが嬉しかった。[黒井健、五味太郎、杉浦範茂、杉田豊、葉祥明]
 『絵本、好きですか?』大和書房 1994

今日は若干疲れが腰にきた、とぼやく番頭N氏。今週末は、追分でいつになく良く歩いたからか。中央線の席に座ったとたん寝ていた。本屋は体力勝負だ。