otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

めだかの学校♪

otobokecat2007-06-10

■店裏手 四角池の周りに黄菖蒲が咲く

朝少し晴れ間が見えていた。
店の裏手にある年代物とはいえ情緒もない四角い池のまわりに黄菖蒲が群生し、なかなか風情がある。それにしても一週間でがらりと風景が変わっている。この四角い池を見たTさんは、きっとこれは馬の水のみ場だったのよと先週言っていた。そうかもしれない。あまりにきっちり四角で風情がない池なのだ。
その池に「柳屋」工事前までは鯉が数匹入っていたが、浄化槽工事の際に、地下水の流れに触れてしまったらしく、真冬に池の水が抜けてしまい、可哀想に鯉は死んでしまい、以来主のいない池だった。しかしぼうふらは湧いてしまうし、藻が過度に繁殖してしまうしで、この池の体力改善のために何かしなくてはならなかった。ビオトープとして循環させるには何をすべきか懸案事項だったが、そろそろ蚊の季節になりつつあり、水も汚れ気味で待ったなし!で、今日は開店前に佐久に出て、ホームセンターで相談に乗ってもらう。
なまず」がなかなか愛嬌があって、入れてみたくなったが、肉食とのことで、他と共存しにくいということで断念。ドジョウやタナゴも面白そうだったが、値段が折り合わず、結局メダカになった。クロメダカは品切れで、ヒメダカ50匹750円で手を打った。もっと欲しかったが、水槽のメダカをお姉さんがせっせと掬ってくれて買い占めたのだが50匹しかいなかったのだ。
小学生の頃ヒメダカ繁殖に熱中していたなぁ……懐かしい、それはさておき。買って来て早速池に放してみたら、50匹蜘蛛の子を散らすように一斉に四方八方池に飛び出していったが、ふと見るとちゃんと群れているのだ。それを横から見ていたお隣のAさんが、「メダカの学校ね」とつぶやき、私も「本当だ」と相槌を打ったのだった。
鳥につつかれたりしないだろうか、冬の寒さに耐えられるだろうかとあれこれ心配だが…がんばって欲しいなあ。Aサンも「メダカ見たの久しぶりだわねぇ」と興味を持ってくださった様子なので、すかさず「目の運動にもなりますから時々見てやってください」とずうずうしくメダカ番をお願いする。
大丈夫そうなら、また追加してみたい。今度はクロメダカがいいなぁ。
それから葦を池の隅にちょっと植えてみたい。葦の根はいろいろな水中生物の隠れ家になるし、水も浄化してくれるはず、とあれこれ夢は広がる。
先週確認されたシジュウカラの巣は、どうやら幼鳥が巣立ったらしく静まり返っていた。
しばらくしてまた雨が降り始め、ハルゼミのなかない一日となった。
番頭N氏はカッコウの声をきいたとか。

いやはや。本屋とはまったく関係のない話でした。

五時に店を閉めて、さっさと山を下る。峠までニセアカシアの乳白色花の房が、そこここに見受けられた。明るいうちに下山できた、日が伸びたなぁ。練馬に着いたころには、さすがにテールランプがまぶしい時間に。