otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

おもかげ橋のたもと

otobokecat2007-06-12

以前追分のボランティアガイドの小室老人に伺った話の中に、街道の頃当時の道路のことがあった。今でもその名残が浅間神社の前にあるということだったので、先週末前を通った際に見てみたら、どうやらこれがその当時の面影を残すという箇所を見つけた。
「おもかげ橋」というのは私が勝手につけた名前だが、この橋は浅間神社の入り口の御影用水にかかる小橋だが、おもかげが残るのは橋ではなくて、そのたもとで、当時の宿場の道はこのように浅間石(溶岩)を削ったものを敷き詰めた路面だったというのだ。現在のそれは石と石の間にセメントが詰まっているが、当時はそれはなかったということで、それにしてももしそうだったとすると、宿場の中にはヨーロッパでみられるような石畳の道が続いていたわけだ。
人・馬・荷車などが盛んに行き来する宿場の足場を確保するために、ここまで整備されていたとは想像もしなかった。私は個人的には(わけもなく)西部劇に出てくる宿屋や飲食屋、飲み屋が軒を連ねる宿場というイメージがなぜかあって、道路はというと舗装どころか埃っぽいのを思い描いていた。それが石畳ということになると、だいぶ想像図の修正が必要になる。
引き続き街道の勉強をしていかなくては!!
■かつて自生院(自生院は廃仏毀釈の憂き目にあい、今はもうない。)の前にあったとされる常夜灯で、今は浅間神社の前にある。苔どころか、寄生の植物までついて、貫禄が出てきている。