otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

ひぐらしが輪唱する林をぬけて

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朝から綺麗に晴れた。天気が良い日は迷わず洗濯。林の中ではなかなか洗濯物が乾かない。
最近片付けるのは店ばかりで、山小屋はひどいものだ。きょうは3時半には駅へ向かって歩きださなくてはならないので、店は開けないことにして、家を片付ける。ベルが私が出かける雰囲気を察知して落ち着かない。また獲物をつれて帰ってくるといけないので、煮干をやったりして機嫌をとりながら、昼までは山小屋の片づけをする。
午後、店まで車で行き、日陰に車を止めて、今度は店の二階の棚の整理をする。来店に気をとられることなく、二階にこもって棚の整理をする時間は楽しい。
三時半に店をでて、駅まで歩き始める。国道18号線の下をくぐって南へどんどん歩いていく。山椒、胡桃をはじめ、青い実が着いている木が路傍にたくさんある。林の道に入ったら、ヒグラシがまるで輪唱しているかのようだ。
五叉路を過ぎると、まもなく道は林を抜けて、線路に沿った道に出る。ヒグラシの声はもう聞こえない。
駅から見たら浅間山がぼんやり輪郭を見せていた。夏は滅多に見られない。
駅舎の隣りを覗いたが「あたらさんの編集室」は閉まっていた。那須さんに「あたらさん」休刊のご報告以来お目にかかっていないが、お元気だろうか?
四時四分の電車に乗る。追分から乗ったのは4、5人ほど。平日なので駅員さんはいなかった。


東京も思ったほどは暑くなかったが、帰宅したRは一段と黒く細くなっていたので、暑さのことは何も言わなかった。当分オフもなく、ひたすら夏を走り抜けるということらしい。 がむしゃらな夏をすごせるのは、今年が最後かもしれないね。