otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

鳥の健康づくりと縁結び

先日ウグイスの水浴びを見たと書いたが、今朝は窓外の水盤でベレー帽を被ったコガラが水浴びをしていた。こんなちっぽけな水溜りだが、鳥の目にはちゃんと見えているのだ。水を切らさないようにしなくては。鳥は水場では水を飲むだけではなく、水浴びをする場所。水浴びや砂浴びは大事な日課のひとつとされている。羽の健康を保つために欠かせないのだそうだ。道端の雪解け水でも行水しているのを見たことがある。

予報では今日の最低気温は18度とのことだったが、体感温度としてはそこまでは下がらなかったと思う。(調べたら19.5℃とのこと)曇りでスタート。日中日差しは強くなかったが、その割には涼しくはならなかった。今日も水撒きをする。南に立てたよしずも活躍する。これがないととても正直文庫はできない。

今日は、空いてしまった絵本と児童書の棚の補充作業に集中する。

夕方フランス人母子が店に。お母さんは英語はしゃべれるが、娘さんはフランス語のみ。店には若干の英語の本はあるが、仏語はない。そういえば以前市場で買った絵本の束に洋書があったなと思い、二階から一箱持って降りたら、仏語の本もあり、お嬢さんが椅子にかけて読んでいた。
お母さんは店の中を熱心に見て周り、一冊の本を手にとって興奮気味。
それは『大きな空の木』エリック・バデュ作、加藤登紀子訳の絵本だった。エリック・バテュが大好きで、ほとんど持っているがこれは見たことがない!と。

大きな空の木

大きな空の木

加藤登紀子は日本の有名な女性歌手だと説明する。実にうれしそうにその本を購入された。本だらけの店の中から、絵だけで自分の好きな絵描きの本を見つけたわけで、まさに絵本ならでは。長いこと面出しになっていたが、意外に皆さんの目に留まらず、今まで売れ残っていたが、良くぞ残っていた!
今日は、もうお一方欲しいと思っていた本に出合えたと感激してお買い上げいただくケースがあり、古本屋冥利に尽きる一日だった。