otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

台風の季節

『台』のマークが天気図に出ると、なにやら不穏な空気。喘息もちの友人は、それ以前に胸騒ぎがするという。低気圧に敏感なのだ。
私は気圧より湿度に反応する。台風が近づいてくると湿気が満ちてくるというか、うっとおしい空気に包まれる様に感じる。
台風は政界にも、社会保険庁にも、お菓子業界にも、神保町にも?

東京都古書籍商業協同組合・広報課の企画した「古本・夜の学校 」の4回目。
本日の御題は「四谷文鳥堂とは何だったのか・七十年代の本と本屋と出版社」で、四谷文鳥堂元書店員であった川口秀彦氏と、四谷文鳥堂の愛好者;佐伯 修氏のトークショーが夕刻古書会館であったので、二人で申し込んであった。運よく火曜日だったのだ。

新刊本屋としてはきわめて稀な存在だったようだが、普通の仕事もこなした上で、個性豊かな棚造り、客対応としたということ。小さな出版社の本も置いてあった。

学校では内向的だった佐伯少年にとって、隠れ家のようなわくわくするような本屋で背伸びも出来た。店員から声をかけてくれたのだという。
この「わくわくするような本屋」という言葉は忘れないでおきたい。

会場で下記のイベントのニュースがリリースされた。なぜここまで来る前に手が打てなかったかと思うが、おそらく「まさか、いやなんとか」と皆思ったのだろう。こういったことは身の回りに多々あるのも事実。
関心のある人が少しずつ知恵を絞って、和の力が発揮できることを望みたい。




≪古書の日記念イベント≫
 本屋さんの現在とこれから(書肆アクセスの閉店が意味するもの)
日時:2007年10月7日(日)14:00−16:00
場所:東京古書会館 地下多目的ホール
主催:東京都古書籍商業協同組合
ゲスト:畠中理恵子永江朗田村治芳、進行/内堀弘