otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

目に見えないことが。

浅間山南麓の台風による停電は、あと130世帯だという。倒木除去が難航し、十日に完了させるはずが出来なかったとのことだ。もう少しだ、頑張って。
しかし、ある書き込みによると、復旧工事の中部電力の作業員にあたっている住民もいるという。辛抱も限界に来ているのだろう。確かに停電は不便極まりない。復旧作業の順番に不公平感が出るかもしれない。でも作業を不休でやっている作業員には何の罪もない。むしろ感謝しなくてはならないぐらい、よく働いてくれていたとN氏も証言している。こういったときに、現場に行政の顔が見えないことが一番残念だ。結局「よろしくお願いします」と連呼しているのは選挙の時ばかり。

台風が去った直後、呆然としている町内で、平然と店を開けている大手ショッピングセンターがあった。このことを実に残念に思う。なぜあける必要があったのか。地元の人に生活用品を売る個人商店ではない、遠方から来る人のための商業施設。従業員すら町外から働きに来ている。停電や、家屋の損壊、道路の寸断!町内がこれだけ混乱している時は自粛すべき。軽井沢病院では電力不足でレントゲンも撮れなかったという。危機での機転こそ賢さの証と思うのだが。
ゴルフクラブからは、前日にクローズを連絡してきたが、被害の予想はつかなかっただろうが、懸命な判断だと思う。
こういった現状にに何らかの働きかけをするのが、上に立つ人の仕事ではないのかと私は思う。少しでも多くの目に見えないことを、ここから学んでほしい。

9.11 今日は私にとって、鎮魂の日である。