otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

聞きわけられるか否か、

otobokecat2007-09-15

■↑カンゾウにきたバッタ(7月)
■→棲んでるの?カンゾウが枯れちゃった!(8月)

昨秋に話題にしたことだが、本来風流な草むらの虫の音が、けたたましい外来種によって脅かされている。犯人はアオマツムシ。
この虫について、本日の毎日新聞の朝刊の余禄に触れてある。単に騒々しいだけでなく、密かに鳴く虫たちのラブコールをかき消して、繁殖にも支障がでるということ。さらに都会で草むらが減少し、虫の生息地が奪われている一方、アオマツムシは日本人が愛でる桜などの木の上に棲むため、皮肉にも増え続けているということまでは触れられていないので、おせっかいながら補足しておこう。
総裁劇場、もはやお家芸ではない柔道、市長脅迫したのは職員―とか、今朝はまた一段と眼を通したくないような新聞記事ばかりのなかで、眼に留まったのがこの虫の音に触れた一文だった。もう一つ、トトロの森の隣接地の開発がストップしたという朗報もあり。
先日のNHKの番組の中で、工場の単純作業の効率をたかめるのに、自然界の音を聞かせるのが効果的とあった。テレビやラジオをつけて、あるいは音楽のCDをかけながら何かをする「ながら族」もいるだろうが、私はつい耳を傾けてしまい手がとまるので、それが出来ない。鳥のさえずりや虫の音だったらいいかも知れない。ただし、そこへアオマツムシが出てくると、手がとまるどころか血圧が上がるかも?

そうこうしているうちに、「毎度お騒がせしております・・・」が聞こえて来た。その合間にどこかで風鈴の音が。今日は結構風があるが、気温も上がりそうなので、それもよし。

メジロ一家も去って静かな土曜の朝である。