otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

一瞬の繰り返し

ススキの穂が午後の太陽を浴びて銀色に光る間を、音も立てずに秋風が吹き抜けていく。一日、一日と坂を下っていくように冷え込んでくる10月。山は次第にくっきりと姿を現してきている。
一人ぼっちだと思ったら、上空をとんびが周っていた。草叢ではこおろぎが羽を震わせている。


さて、山に向かって、ゆっくり歩き始めるとしよう。



●『佐藤泰志作品集』が刊行された。→http://www2.ttcn.ne.jp/~crane/kinkan.html


生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

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