otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

世田谷 文学の泉

otobokecat2007-10-30

ご存知のとおり何も予定がない火曜日。思い立って世田谷文学館で開催されている「植草甚一/マイ・フェイヴァリット・シングス」を観に京王線芦花公園まで。しかし直線距離だとわりと近いので、平日に免じて貰って車で行くことに。(係りの方の手間も取らせてしまうので、宣伝は慎まなければならないが、実は地下の駐車場に入る所作がさながらサンダー・バードの出撃のようで、ちょっと感激した!)地下の駐車場は、びっくりするぐらいがらがらだった。
建物自体凄く贅沢に造ってあるのに驚いた。苔むした中庭をとり囲むように建つ蝸牛型の建物で、ガラスを多用してあり明るい。常設の世田谷に縁の作家展示が二階。特別展は一階奥で行われている。全体的にゆったり作られている。入り口に本など置いてあるところがあり、近所の人だろうか、ご老人を乗せた車椅子を押して来た方が休憩していた。中庭に面して喫茶・軽食コーナーもある。
特別展の入場料は一般大人:600円。(これで常設展も見られる。)

 →http://setabun.jp/exhibition/uekusa/

こんなにじっくり見た展覧会も久しぶりというぐらい、堪能した。等身大のJ・J氏のパネルが館のいたるところに置いてあり、案内役を務めているのがユニーク。

・出版されているものは案外見慣れているが、このように一つにまとめて展示すると壮観だ。
タモリ氏所蔵のJ・J氏のサイン入りジャズのLPレコードの展示はなかなか凄かった。
・スクラップブックのような日記帖とか、手紙や日記に書いた絵たとえば「大入」袋の白抜きのところにはめ込まれたイラストなど、少年の落書きのようで実に面白い。
・ブローチがお好きだったようで、沢山あった。
・切手のコレクション;束ねてあったが、どんな切手が入っているか、見てみたい。
・インデックス・カードの束と箱
・そして膨大な本の山

二階の常設コーナーを覗いてびっくり、どうやら世田谷には文学の泉が湧いていると見える。

夜はN氏の好物「水餃子」。