otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

潜ったミナミ象アザラシ

otobokecat2007-11-01

池袋のジュンク堂書店本店で立教大学文学部と連携して、文学部100周年記念で連続トークセッションがあり、今日は最終回で千石英世教授による「小島信夫の小説と小説観」が19時〜有った。正直なところあまり小島信夫のことについて知識がないので、無謀にもあえて参加してみることにした。

大学の国文学の講義という感じのトークだった。小島信夫は、芥川賞作家でありながら、ベストセラー作家ではなく、ごく一部の読者には繰り返し読まれる作家で、したがって古本屋に出てきにくい作家の一人ではないだろうか?実際のところ、近所の新刊本屋には9月に出た講談社文芸文庫はなかったし、古本屋を数軒回ったが適当なテキストを見つけることは出来なかった。

千石教授の三島由紀夫と対比した話などを聞いているうちに、今の私の年齢からだったら、租借しながら繰り返し読んでみることが出来るのではないかと思った。

小島信夫 暗示の文学、鼓舞する寓話 [ 千石英世 ]  墓碑銘 (講談社文芸文庫)最近でたもの。

◆本日の夕食「おでん」と「まいたけの炊き込みご飯」