otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

黄色い世界はタイムマシン

otobokecat2007-11-02

先週末、枝で真っ赤だったモミジ葉〔10月28日参照〕はついに地に舞い降りたらしい。そうか見納めだったか。まあ、赤くなるということは既に水分補給を絶たれているわけで、そんなに長くフレッシュに保てるはずもないわけだが。
軽井沢地区の紅葉まつりは今週末までなのだが、カレンダーがめくられ11月の声を聞くと毎年しんがりのカラマツの黄葉のお出ましとなるのが常だ。今週末がまさにその時なのだからして、黄金色の追分になっても何の不思議はない。
私は今週は明朝いつものあさま513号で山へ行く。さてさてどこまで黄葉が進んでいるかな?

カラマツはよく言ったもので漢字では「落葉松」と書き、松なのに落葉する。
落葉松が落葉すると、松、樅、櫟あたりの常緑針葉樹の葉だけが残る。冬の厳しいここには照葉樹林は存在できないのだ。

写真は山林のなかで見つけた苔むした祠。浅間焼け石で出来ている。近くに天明という字の確認できる小さな墓があった。宿場時代の名残りであろうか。もしそうだとすると、ざっと200年以上も前からここにあるということになる。堀辰雄立原道造も見たのかもしれない。〔天明といえば大飢饉があり、浅間の大噴火のあった時代だ〕
鬱蒼とした夏季には草木に埋もれて、また草叢は虫がすごくてとても近づけないが、秋になって草木の勢いも衰え、山にきのこや栗を探しに入ってみると、こういったものに出会うことが出来る。
今年は台風の後、普段入らない山に分け入った。つまりこれは台風のおかげということになる。台風のおかげで、林道から浅間山がちょいと見られるようになったし、悪いことばかりではない―ということにしておこう。


いよいよ明日は谷口高司さんをお迎えして、今年最後のイベント。
明日の午後三時から、鳥の絵を書くのにトライします。スケッチなどしたことの無い人でも大丈夫。卵型の円を組み合わせていくと、ほらあなたでも鳥の絵が書けます!薪ストーブの周りで鳥や自然のの話などを伺いながら、楽しいひと時を。
そして日曜日は朝8:50店の裏手の駐車場に集合。9時から1時間ほど追分の中を歩きます。木々の葉が落ちると、鳥の観察もしやすくなります。
散歩の後は店で暖かいお飲み物などいただきながら、散歩のまとめなど。東京からサプライズのお客様も見えるかもしれません。乞うご期待。

お席にまだ余裕があります。今からでもご都合のつく方は、是非ご参加ください!
天気も良いらしいですよ。