O村は身の引き締まる寒さかな
楽しかった関西巡業も今日でおしまい、本日は一路山へ向かって帰る移動日。
8:20 西宮発 学校へ向かう学生達とすれちがう。今日はもう登校日??それとも寒稽古?とか。
8:45 中国自動車道に入る。天気は薄曇り。
8:50 名神高速へ入る。ジョーン・バエズの澄んだ声を聴きながら走る。
9:00 天王山トンネル通過。今日はUターンラッシュの谷間らしく、道は空いている。9:02に京滋(けいじ)バイパスへ入る。道は更にがらがら…。混んでいる時にはこちらをと薦めてもらった道、今日はその必要はなかったが、今後の参考までに。小雨あり。
10:05 関ヶ原を通過。あたりに雪景色もあったが、大垣では雪はもう見当たらない。十時のおやつに、往路(駅伝の影響)の法隆寺で買った干し柿を齧る。甘くて美味しいが、それにしても種多し。
10:15 長良川、五分後に木曽川を渡る。
10:33に小牧ジャンクションを通過。ここまでで西宮から200キロ走ったことになる。 少し晴れてきた。
ながーい恵那山トンネルを11:20通過。長さだけでなく、あまりにまっすぐなのにも驚く。
母の持たせてくれたおにぎりを12時前に車中でぱくつく。依然交通量は少ない。このぶんだと大丈夫そうだ。
雪化粧の木曽駒ヶ岳がきれい。
12:10 岡谷で長野道へ入る。路肩にも雪が見える。塩尻を12:20通過。
12:25 松本で高速道をおりる。8400円なり。ここまでの走行距離は390km。浅間温泉目指して、町を抜ける。松本城あたりを12:45通過。
浅間温泉から三才山(みさやま)トンネルを抜ける。(500円)長野古書組合の市場が何時もこの浅間温泉近くの神社であるので、ここからはいつものルート。上田あたりから浅間山が見えてくる。あいにく山頂が雲の中→。
小諸で「りんどう文庫」サンの前を通りかかったら「営業中」との看板が。ご挨拶に立ち寄り、ストーブに当たらせていただきしばし談笑。
スーパーに立ち寄り夕飯の材料を買い、4時頃に追分に帰ってくる。うっすらと雪が残っている。途中寄り道をしたが、まっすぐ来れば二時半あたりには着いただろう。6時間コースであった。
いつの間にか山の雲が切れて、真っ白な浅間山が姿を見せていたので、18号線で写真を撮った。
店に立ち寄り、明日のために暖房のスイッチを入れ、山小屋へ。玄関脇のポストまで郵便やサンの足跡が付いていた。この家にも年賀状が届いた!
早速ストーブに火を入れ、水道の水栓をあける。日暮れがどんどん迫ってくる。山の写真を撮りたいと思い、ひとりW大セミナーハウスまで小走りでいくと、いつもはまったく人影のない入り口に先客が何人も立派なカメラを構えて夕日を待っていた。やっぱりね。おもちゃのようなカメラの私は、こそこそ後ろでシャッターを押し、退散する。
雪が積もったばかりの筋目のない雪化粧の山峰が茜色に染まっていた。
山小屋まで戻ってきたら、頬が冷た〜くなっていた。玄関の温度計は−6℃を指していた。
さて、いざ新しい年の始まりだ。