otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

【英国見てある記8】リバプールの街角

男どもが道中一番盛り上がったのはリバプールでした。 
湖水地方から電車でリバプール;ライムストリート駅へ乗りつけ、初めての土地ゆえ右も左もわからないので、まずはタクシーを使ってホテルへ。7ポンドでおつりが来ました。
リバプールのホテルを取るのに苦労したのですが、ようやくとれたのがアリシアホテルで、公園に面していました。どうやら町外れに有るようなので、最寄のバスストップからバスに乗り、終点のシティ・センターまでいってみました。ふたたび町の中心に戻ってきました。歩きにはちょっとあります。
街を歩いてみると、町の中心部は広い道路が歩行者天国になっていて、周りの店を冷やかしながらゆっくりそぞろ歩きが出来ます。港に近いところは、かなり大きい工事をしていて驚きました。聞くと「リバプール1」という壮大なプロジェクトが進行中と云うことらしいのです。
海のほうにドックと云うところが有っていいよとベットメーキングのおばさんに聞いたので、そのドックへと向かいました。ドックは港に面した新しく観光用に作られた施設で、飲食店、ブティックなどが入っていました。土産物や覗くと、ビートルズとサッカー;リバプールがこの街のメインであることがすぐにわかるのでした。イエロー・サブマリンを気取った水陸両用の黄色いバスがあたりを回っていました。突然海へのスロープを降りていくのではじめて見たときはびっくりしました。

おなかが減ってきましたが、パブでは皆飲んでばかりで、食べるといった気配ではないのです。看板にはフィッシュ&チップスの写真があるのですが、人々は飲むばかりで、食べものが何も食卓においていないのです。なぜ?でしょう。そのなかで食べる気分ではないのであきらめ、丁度おいしそうなパン屋さんがあり、ソーセージロールを歩きながら食べることに。なかなか美味しかったです。
それで少し元気を取り戻し、また歩き始めました。やがて少年Rがサッカー;リバプールのショップを見つけてきました。こういうことには鼻が利くのです。そこはまっかな世界!大きな大人までもが、両手に抱えきれないほどのリバプールグッズを持ってレジに並んでいます。テレビ画面では過去の試合のハイライトを放映して、明日の試合に向けて、あたりの気分は盛り上がっていました。少年Rは早速あれこれ吟味してうれしそうでした。我々は明日の試合の応援用に、ぼうしとマフラーを購入しました。
買い物をしてさらに歩いていくと中華のバイキングの店があり、ラッキーなことに安い時間帯ぎりぎりに飛び込むことができ、ようやくおなかが満たされました。金曜の夜のせいか、だんだん混んできました。どうやら、食事時間が遅いらしいです。少し街をホテルの方向に歩いてから、途中でタクシーを拾ってホテルへ。ちょっとタクシー代が浮きました。
ホテルで寛いで明日に備える予定でしたが、ホテルが一部工事をしていたためか、お風呂の温水が途中から出なくなり、すったもんだ有り、結局古いけれど、大きな部屋と変えてもらいました。

翌日はまず朝食をとり、ホテルにツアーの案内人である「阿部卓二」さんに迎えに来ていただきました。今日は豪華なスケジュールの一日です。まずは阿部さんの車でドライブしながらビートルズを楽しむことに。阿部さんはビートルズ唯一日本人の案内人です。(かつて司馬遼太郎氏が訪英したときに案内をされたようです。司馬遼太郎街道をゆく30愛蘭土紀行Ⅰ』参照)

お断り:実は引越の最終行程に入り、お尻に火がつきまくっております。やっぱりね!と思われていることでしょうが。
毎日更新は出来ないかもしれません…。
でもこのパソコンが載っている机は番頭N氏の思い出の品なのですが、これも4月2日には廃棄されます。今は追い込みで忙しいものの、ダイニングの脇のこのスペースでブログを書くと云うことの名残を惜しみながら、できる限り旅の記録を書いておきたいと思います。
記憶もだんだん薄れていきますし…危うい日々です。

続く