otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

花の体内時計

otobokecat2008-05-08

今日も穏やかによく晴れた。驚くべきことに、今朝いっせいに山荘の周りのフデリンドウが開花した。昨日はまだ一輪もなかったのに。
フデリンドウは私のお気に入りの花で、春の林が明るい一瞬にしかお目にかかれないので、尚いっそう会いたい花だ。昨年は岡崎さんが見えていたときに咲いていたので、五月三日あたりだったと思うが、今年はさっぱり見かけないので、そろそろ高木の芽吹きも始まることだし、もしや昨秋九月の嵐でこのあたりいったいが荒れてしまった際に滅びてしまったのかと心配していたのだった。

一つ見つけたので、あたりを歩いてみると、なんと林中いたるところにパッチリと咲いているではないか?申し合わせたように一斉に咲くというのはなぜなのだろうか?特にこの花は群れて咲くということがあまりなく、木の根元などにつつましく数本ずつ生え、蕾を沢山準備しているが、開花は一輪のも三輪のもある。花の色はなんともいえない赤みのある上品な青いろ。

さて、今日からまた通常の営業に戻る。
木〜日12:00−17:00頃まで。
いかにも閑そうに思われるかもしれない、まあ確かに平日の店は静か?だが、ネット、ホームページからの注文の対応、発送。買取り、買取り本の整理。棚の本の支度、ネットに出す本の準備、イベントの準備などがある。
そして月曜日は東京の市へ行く。第三月曜は長野県の組合の市があるので、松本へ行く。
田舎でぽつんと本屋をやっているが、否だからこそ古書組合に入っているということの意味は大きい。信用と言う点でも然り、市場に出入りしていると言うことで、仕入れと売りができるだけでなく、市場は様々な情報源でもある。我々のような新米には有り難い場所である。
東京・大阪などの大都会と違い、地方で商売をするととかく孤立してしまいがちだが、特に古本屋のような商売だと様々な点で同業者がスクラムを組むことは思った以上に大事だと、商売を始めてみて痛感した。

今日は私は店には行かず、山荘片付けに専念したが、店はかなり静かであった模様。この繁閑の差をどうしたもんだか。

麦小舎さんよりチラシが届く。