otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

薄紫の真打ち登場

otobokecat2008-05-13

ホトケノザから始まって、タチツボスミレ、カキドオシ、ムラサキケマンフデリンドウと様々な藤紫の野花が次々に咲いて、ついにライラックが咲き始めた。所詮野の樹なので手入れもしない為樹形も悪く、地面に倒れこんでいるような有様だが、生命力は強いらしく毎年必ず沢山の花房をつける。花つきのよさとその芳香から、人の気配のない山に迷い込んだ女神といった樹だ。二三日前までは、花開く気配もろくになかったのに、突然花が咲き始めたので驚いた。二三本手折って店に活けたが、匂いを放ち凄まじい存在感を示している。
桜だけでなく花の木と言うものは、人をひきつける力があるようで、池の端のボケの樹のことも、カフェにいらしたお客様は皆さん褒めてくださる。昆虫を魅了する「色」を放っている花だが、人間にもそのかすかなメッセージが届くのかもしれない。
月曜日には久々に上京し、古書会館に出かけたが、下山途中、碓氷峠は浅い新緑がまぶしく、上信越道では朴や、藤、ニセアカシアの花が盛りだった。東京へ着いたら、街路樹の緑の濃さの勢いに圧倒された。
来る洋書の大市開催の関係で、来週の中央市はないため、この日の出品は多かったが、残念ながら似ているものが多い様に思えた。欲しかった山は私たちの入れた4倍もの値で落ちていているのにため息…、だめだこれは。辛うじて谷間のユリ〔のような小山〕を一つ拾うことができた。
私は、先週風邪を引いてしまったらしい少年Rの顔色を見に行く。夕飯のリクエストはトン汁。
一泊して、髪を切ったり、紙を買いにユザワヤへ行ったり、チラシの印刷などをしていたら、街角で知人にばったり会ったりしてあっという間に一日は終わってしまう。様々な雑事をこなしていつもの18:15の高速バスに乗り、山に戻ってくる。
東京も五月とは思えない薄ら寒い日であったので、追分の5℃も似たり寄ったり。

桜が散っています、アケビのツルの上に。
ワスレナグサ

ユキヤナギは追分に良く似合う。

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麦小舎さんから小冊子刊行されました!!
麦小舎さんのブログに冊子の写真がちらりと写ってますが、ヨーく見てください、これは当店を取材してくださった記事の頁なんです。
番頭N氏もばっちり登場しているらしいです。

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今週末のマルシェにどうぞ!