otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

今ひとたびの

寒いところが多い昨今、もとより寒い追分住人はまったく驚かない。桜が長持ちして良かった〜と言うぐらいだが、さすがに霜の予報などが出るともなると、農作業にも支障が出るし笑ってもいられない。
雨が数日あり、追分の気温が最低2,3℃だったので、おそらく山は再び雪化粧に違いないと思っていたが、ようやく本日午後雲が消えて頂上まで姿を現した。
やはり雪だったのだ。

本を発送に追分郵便局まで開店前に出かけたときに、追分駅前からばっちり写真に収めることができた。煙もしっかり上がっている。絶景かな。

追分駅を背にして、山の写真をバチバチと撮っていたら、先ほど行ったばかりの上りホームにしなの鉄道がふたたび到着、しかもやけに長い6両編成〔いつもは3両)。通常一時間に一本なので、すぐ次が来るのはおかしいなと思ったら、中から中高年のおじ様おば様がぞろぞろ降りてきて、やおらホームで浅間山をバックに集合写真などを撮りはじめた。
こちらに向かってカメラを構える人もいるので、野猿に間違われてもと慌てて陰に避難する。どうもいつもと違うと観察してみると、どうやらこれは貸切電車らしく、停車時間をたっぷりとって、つまりさっき行った電車に追いつかないように信濃追分駅で時間調整なのだ。後二つで終点「軽井沢駅」。なるほどね。
エプロンをしたお世話係の男性(ボーイさん?)も何人も乗っていて、シャッターを押してあげたりしている。へぇ。
10分以上も停まっていた。それにしても久々に晴れて、しかもこの時期には珍しい雪化粧の浅間山をバックに写真が撮れるとは!強運のご一行様。
しなの鉄道も夏はビアー列車もやっているらしいし、いろいろ考えている模様。かつての信越線もいまや苦労の多い第三セクターなのだ。

店に行って、来るマルシェの準備の仕上げをする。店頭は静かな木曜日のはずが、案外お客様の多い一日で、閉店も一時間延びた。有り難いことなり。

閉店後、隣町;御代田のツルヤへ買い物へ行く頃、山は再び雲間に隠れようとしていたが、だいぶ雪は消えていた。
昼間に信濃追分駅でみたのは、束の間の皐月の淡雪なり。