otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

上を向いている桜

今年度最初のイベントである「谷口高司さんのたまご式鳥絵教室春の部」お題はオオルリ。午前中練馬の保養所に到着し、晴れている間に三時の鳥の絵を書く会までの間、早速明日の実踏を。なんとオオルリの声を聞かれたと言う。キビタキイカルも良く鳴いていたとのこと。イカル??姿は知っているが声はまだ判別できない。くっついて歩けばよかった!我々があれ何かなと言っていた声はどれもキビタキであったようだ。「チョットコーイ」や、「ツクツクホーシ」と聞こえる様々な声色があるらしい。キビタキは木の天辺よりも、木陰の比較的水平な枝を好むとのこと。葉が茂りつつある林でもまだ姿を見るチャンスはある。
谷口さんは、鳥だけでなく植物・蝶にも造詣が深い。最近気になっていた白い穂状の花だが、ウワミズサクラかイヌザクラだとおっしゃる。花に気を取られて幹は見ていなかった。桜だったのか。穂が上に向いていなければウワミズザクラ=上を見ない桜!!目からうろこがぼろぼろ落ちる。

つまり上向いてるから、これはイヌザクラということらしい。
三時から教室開始。5人という少人数だが、初参加の方がほとんどで、テーブルを囲んで基本のからわかりやすく伺いながら、鳥の図鑑の絵を描いてこられた谷口さんの編み出した必殺技によって、一時間半後には全員オオルリの絵が書けました!


今日は、あいにくのお天気でしたが、店では川上澄生の全集が売れたし、鳥絵会も楽しいお話も満載で、参加者の皆さんに恵まれていい一日でした。