otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

雨天決行!

otobokecat2008-05-25

昨日から雨は降り続け、夜半はかなり激しく降っていた。目が覚めるごとに、雨音が聞こえ、がっくりしながらも朝になれば衰えるであろうとたかをくくっていたが、空模様にくたびれたも何もあったものではない。
雨天決行と決めてあったので、N氏は谷口さんを迎えに行き、私は店を開ける。お電話番号をいただいている方におかけするも、もうお出になった気配。
結局、予約された7名全員が8時に見えて総勢10名が揃うが、雨脚はまだまだ激しく、まずカフェに入っていただき、珈琲を飲みながら谷口さんと鳥や自然のお話など。軽井沢の動物:熊・猿・猪・リスなどの話から、浅間山の噴火の話、三宅島の噴火のあとの様子や、鳥たちへの影響についてなど、参加者の皆さんの体験談も交えて話はどんどん膨らみ、録音しておきたかったぐらいだった。
少し雨が弱くなり、合羽を着て傘を持って出かけることに。噴出したばかりの若葉が雨に濡れてあたりは染まりそうな「みどりの世界」。耳を澄ませながら、植物にも目を配って歩く。

マルハナバチがオドリコソウに雨宿りしていたり、マムシグサが叢に怪しく佇んでいたりする。元来水はけはいい土壌なので、ぬかるみにはほとんどならない。キビタキイカル・シジュウカラ・ヒガラ・ヒヨドリの声がするも姿はなかなかみえない。
昨年の6月の会のときに、キビタキを見つけたスポットへ行くと、キビタキがとてもいい声で鳴いていたので、耳をそばだてる。ようやく谷口さんが昨日おっしゃっていたように水平に近い枝に止まっているのをプロミナで捉えることができ、全員がファインダーを覗くことができた。

 〔←谷口さんが黒板に書いたキビタキ
あいにくあっちを向いていたので後姿だったが、背中の鮮やかな黄色い紋や、さえずるときに膨らむおなかの様子が良く見えて、皆感動。
他にもきつつきの仲間が波のような飛行線で飛ぶ姿や、カワラヒワが木の天辺で鳴いているのがみえた。とびが雲の上を悠々と旋回していた。悪天候の中でも自然を楽しむことができた。
再び店に戻り「鳥合せ」をする。質問も沢山飛び交い、いい時間が持てたことに感謝。10:30頃解散。
11時からは通常営業。この天気なので店は静かであったが、昨年エコセミナーに通ってくださった方が散歩の途中寄ってくださったり、テレビでお顔を拝見しているアナウンサーの方がみえたり、じっくり店を探検してくださる熱心なお客様もいらして、二年目の手ごたえを感じることができた。
そろそろ閉店と言うときに、西日が店に差込み、雨が上がったことを知った。
五時に店を閉めて見上げたら、そこには夏の気配のするすっきりと青い空が何事もなかったように広がっていた。

■本を読みふけるバードワッチャー:ながら君です。よろしく。そろそろ花が終わりのぼけで読書中。
新・山野の鳥 (野鳥観察ハンディ図鑑)
当店でも新刊本をお取り扱いしています。