otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

緑の噴水

otobokecat2008-06-05

ふと気がつくともう梅雨に入っているではないか。青もみじのきれいな頃のはずだった…が、いまや何もかも、水が滴る真緑一色。
ふたたび気温も下がり、ハルゼミの声もさっぱり聞こえなくなりました。五月の末頃の雨でどこもかしこも「緑」はびっしりはびこり、こうなってくると雨が降ると林の湿度は高いままとなり、なかなかカラッとしない高原の空気が作られます。これをいいという人も、じめじめしていていやだと言う人も。
週末に今年度のエコセミナーが始まり、明けてハードなブーメランの月曜日、買取の火・水曜日と続き、番頭N氏は疲れが抜けない模様。この空模様の影響もあるのかも。
そうこうしているうちに開店日の木曜日となりました。天気予報は曇りのち雨とか。玄関の格子戸を閉めて、ストーブを焚いて、静かに営業することになるでしょうが、悪くない空間だと思います。お近くの方、どうぞ。


お知らせ:
長野方面のみではありますが、駅や店で無料配布している『日和 hiyori』という小冊子の本紹介覧の執筆を当店でも担当することになりました。県内のあちこちの本の関係者が書きます。当店のような新参者には少々荷が重いのですが、「日和」はおそらく若い読者が多いと思われ、ますますもってチャレンジですが、新刊本に目を向けるいい機会ですからお言葉に甘えることに。
この冊子は『KURA』(これもまたいい雑誌です)などを出しているカントリー・プレスと言う会社が作っているB5版のもので、無料とは思えないいいセンスの冊子です。以前から駅を通りかかったら必ず持って帰るし、それを当店ブックカフェにも置いてあります。さて、まず初回には何を取り上げたでしょうか?


台風による沢山の倒木を思い切って処理した国有林では、ここはかつて松の植林地であったので中木もあまりなく、したがって地表には広葉樹の落ち葉の堆積もあまりなく、今は殺風景な地面をさらしています。今そこで我が物顔に噴出しているのは、クサソテツ。それがまるで緑の噴水のようにみえます。本来木の下などでひっそりしているはずのクサソテツ、日光にさらされて大丈夫でしょうか?
早春のクサソテツ↓毛むくじゃらで、生き物のようでしょう?
  

古本道場 (ポプラ文庫) [ 角田光代 ] 
ポプラ文庫が創刊され、6月にはこれが文庫化!